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Jamie Dimon:ビットコイン批判の後悔から7ヶ月、再び「仮想通貨は詐欺」発言


JPモルガン・チェース(JPMorgan Chase)で会長兼最高経営責任者(CEO)を務めているJamie Dimon(ジェイミー・ダイモン)氏は、昨年ビットコインを『詐欺』だと批判した後に、それらの発言を後悔していると語り、仮想通貨に関するコメントを控えていましたが、再び批判的な意見を述べています。

こちらから読む:ジェイミー・ダイモン氏の仮想通貨に対するこれまでのコメント

米国の4大銀行の一つであるJPモルガン・チェース(JPMorgan Chase)でCEOを務めているダイモン氏は、以前から仮想通貨に対して否定的な立場をとっていることで知られています。

同氏は昨年9月に「ビットコインは詐欺である」と述べており、この発言の後に大きく価格が下落したことによって大きな注目を集めました。当時JPモルガンは、詐欺発言で価格が下落した後にビットコインの大量買いを行なっていたことも明らかになったため、インサイダー取引などの疑いなどによって様々な方面から批判を浴びています。

このようなこともあり、ダイモン氏は今年の1月に一連の発言を「後悔している」と述べており、海外メディア「Harvard Business Review」と最近行われたインタビューの中でも、「私はもう仮想通貨については何も言わない方がいいだろう」と語り、仮想通貨について自分からコメントすることを控えていました。

しかし、8月5日のbloombergの報道によると、同氏は再び仮想通貨を『詐欺』だと語り、『興味がない』という以前から述べていたコメントを繰り返しています。

またこれに加えて同氏は、「仮想通貨はコントロールすることができないため、政府がそれを取り締まる可能性がある」と指摘しました。

ダイモン氏が仮想通貨をよく思っていないことは明白ですが、先日の「Harvard Business Review」とのインタビューの中では、ブロックチェーンに関してはその技術を非常に高く評価しており、実際にJPモルガンで取り入れていくためのテストを行なっていることも明かしています。

この数ヶ月間の間では、一般企業や個人経営などの店舗でもビットコイン決済を導入する店舗も増えてきていたため、仮想通貨はより実用的なお金になることが期待されていましたが、その一方で大手金融機関はそれらの通貨には多くの問題があると指摘しており、今後も価格の下落が続くだろうとも予想しています。

ゴールドマン・サックスのビットコイン価格予想

またビットコインの価格もそれらの予想を裏付けるかのように、この数日間で実際に下落してきており、8月7日の時点では77万円前後で取引されています。