この記事の要点
- Zcash各組織がNU7の11月5日実行で全会一致
- ZECは約10年ぶりに1,500ドルを突破
まずはジーキャッシュ(Zcash/ZEC)を詳しく
NU7で送金高速化、11月5日実行へ
仮想通貨ジーキャッシュ(Zcash/ZEC)のエコシステム各組織と開発陣は2026年9月17日、ネットワークアップグレード「NU7」を11月5日にメインネットで実行する方針で全会一致したと報告しました。
NU7では利用者が最も体感しやすい変更として、ブロック生成の間隔が現行の75秒から25秒へと短縮され、送金が承認されるまでの待ち時間も短くなる見通しです。
あわせて、取引手数料の一部を将来のブロック報酬へ回すネットワーク持続可能性メカニズム(NSM)も導入されます。
実行日の決定に先立つ9月14日にはコインホルダーとZCAP(Zcash Community Advisory Panel)の投票結果が公表されており、Zcash財団・Tachyon・Valar・ZODL・Shielded Labs(SL)の各組織がその結果や提案者からの意見を踏まえて協議を重ねました。
今後は9月30日のコード完成、10月6日のテストネットでのアクティベーションを経て検証を進め、10月20日にメインネットでの最終的な実行判断を下すとしています。
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ブロック生成を75秒から25秒へ短縮
NU7では、仕様ZIP-218にもとづき、ブロック生成間隔を現行の75秒から25秒へ短縮する変更が予定されています。
ZIP-218は、承認までの待ち時間を短縮し、決済や取引所への入金などで生じる遅延を抑えることを目的に挙げています。
ZIP-218では、ブロック生成頻度の上昇にあわせて1ブロックあたりのZEC発行量も調整し、25秒化後も時間あたりの発行ペースを従来と同じ水準に維持すると定めています。
手数料の60%を将来の報酬に積立
ネットワーク持続可能性メカニズム(NSM)の仕様を定めるZIP-235では、取引手数料の60%を一時的に流通から取り除き、将来のブロック報酬として再発行する方式が示されています。
ZIP-235は、半減期に伴ってマイナーへのブロック報酬が減少していくことを踏まえ、将来のネットワークセキュリティに充てる報酬を確保する仕組みと説明しています。
NSMをめぐってはコミュニティでも方針が協議され、コインホルダー投票では従来の半減期を維持する案が約98.9%の支持を集めました。
積み立てた手数料の再発行については、2031年2月から開始する方針で各組織が合意しています。
旧トランザクション形式v4を廃止
こうした主要機能に加えて、NU7では旧来の「v4」トランザクション形式も無効化される予定となっています。
新たなトランザクション形式の追加は見送られており、開発陣はウォレットへの影響を小さく抑えられるとの見方を示しました。
一般利用者は従来通りZECを送受金できる一方、フルノードやインデクサー、ブロックエクスプローラーなどではコンセンサスルールの変更に伴う対応が求められるとしています。
公式サイトによると、NU7はジーキャッシュにとって9回目の大規模ネットワークアップグレードにあたり、コンセンサス変更を含むため従来のzcashdではサポートされない見通しです。
zcashdでノードを運用する事業者や開発者には、Zcash Foundationが開発するフルノード「Zebra」への移行が案内されています。
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ZEC価格急騰、1,500ドル超えに
NU7の開発が進むなか、ZECは9月19日に1,500ドル(約23万5,000円)を上回る水準まで上昇しました。
2016年の上場初期を除けば約10年ぶりの高値圏となっており、NU7の実行方針が固まった9月中旬にかけて価格上昇が続いています。
NU7は今後、テストネットでの検証と最終判断を経て、11月5日のメインネット実行へ進む予定となっています。
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=156.88 円)
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Source:Zcashコミュニティフォーラム / Zcash公式サイト
サムネイル:AIによる生成画像
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