ビットコイン価格の強気な予想を語ることで知られているThomas Lee(トーマス・リー)氏は、CNBCの「Fast Money」に出演し、「Bitcoin(BTC)は2018年末までに2万ドル(約220万円)以上になる」との予想を語りました。
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アメリカ・ニューヨークを拠点とする株式リサーチプロバイダー「Fundstrat Global Advisors(ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズ)」の共同設立者であるトーマス・リー氏は、「新興市場とビットコインの間には重要な相関関係があり、ビットコインは仮想通貨の世界で最も支配的なコイン」だと説明しています。
同氏は「ヘッジファンドはビットコインの価格に大きな影響を与える可能性がある」と述べており、「2018年に取引が変わったと思う」とも語っています。
一部の取引所がヘッジファンドを引きつけているため、米国ではビットコインの取引量が増加しています。このようなことからリー氏は、「今の所はヘッジファンドが主な役割を果たしている」と述べています。
リー氏は「ヘッジファンドの顧客は仮想通貨に興味を持っているものの、ヘッジファンドはまだビットコインを積極的にポートフォリオに追加してはいない」と説明しています。
さらに彼は「ビットコイン価格と伝統的な株価に相関関係が出てきている」とも語っており、『ビットコイン価格』と『S&P 500指数』との関係を示すチャートを使って、2017年末のビットコイン急騰は新興市場の回復と関係していると説明しました。そしてそれ以来、両方の指標は急激に低下しています。
同氏はこれら複数の要因は、ビットコインの価格が2万5千ドル(約275万円)にまで上昇するのを助ける可能性があると述べています。
ヘッジファンドの投資家は、ビットコインを自分自身で保管すること望んでいないと考えているリー氏は、「カストディサービスの開発が進むことによって、今の状況は大きく変化する可能性がある」と語っています。
ここ最近では仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)やBakkt(バックト)などの大手がカストディサービスを強化していくことを明かしています。リー氏の予想が正しければ、これらのサービスが本格化することによって、今後市場はさらに成長していく可能性があります。
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トーマス・リー氏は以前、2020年3月までにビットコインの価格は91,000ドル(約1,000万円)まで上昇するとも語っています。ビットコインは2018年8月27日の時点では、1BTC=745,000円前後で取引されています。
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