仮想通貨取引プラットフォーム「Bakkt」始動|インターコンチネンタル取引所が発表

by BITTIMES   

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の親会社であるインターコンチネンタル取引所(ICE)がビットコイン先物取引をリストアップし、Bitcoin(BTC)を主流金融資産にするための新しい会社を設立すると発表しました。同社は、Microsoft(マイクロソフト)、Starbucks(スターバックス)、BCGなどの様々な大手企業との提携により、新しいプラットフォーム「Bakkt(バックト)」を設立したことを明らかにしました。

Bakkt(バックト)とは

「Bakkt(バックト)」は、消費者および金融機関がデジタル資産をシームレスに購入、販売、保管、および使用できるように設計されています。Bakktは信頼性、効率性、商取引をデジタル資産にもたらすことを目的として形成されており、既存の市場と商業インフラをブロックチェーンに結びつけるオープンな技術の開発を目指しています。

BakktのCEOであるKelly Loeffler(ケリー・ロフラー)氏は次のように述べています。

Bakktは、効率、セキュリティ、およびユーティリティを促進することにより、機関投資家、商人および消費者が仮想通貨市場に参加するための拡張可能な入り口として機能するように設計されています。
我々は、グローバル市場と商取引におけるデジタル資産の潜在的可能性を解明するオープンプラットフォームを構築するために協力しています。

Bakktは、仮想通貨などのデジタル資産が主流の金融資産クラスに発展するのを支援する本格的なプラットフォームを目指しています。

インターコンチネンタル取引所会長のコメント

jeffrey-sprecher

インターコンチネンタル取引所の創設者であり、会長兼CEOでもあるJeffrey Sprecher氏は次のように述べています。

規制されたインフラストラクチャとデジタル資産のための制度的および消費者向けのアプリケーションを組み合わせることによって、規制されていなかった市場に透明性と信頼性をもたらし、資産クラスに対する信頼を世界的な規模で築くことを目指しています。

BCGシニアパートナーからのコメント

BCGのシニアパートナーであるSean Collins(ショーン・コリンズ)氏は、ブロックチェーンの技術は大きな可能性を秘めていると語っています。

ブロックチェーン技術は、新しいビジネスモデルと信頼できる生態系を実現する大きな可能性を秘めています。Bakktプラットフォームは、基本的な市場インフラを活用して開発することで、企業間のイノベーションを促進することができます。

Starbucks(スターバックス)副社長のコメント

また決済手段としての利便性の向上も含まれているとのことで、Starbucks(スターバックス)は消費者が米ドル(USD)にシームレスに変換するための積極的な役割を果たすと述べており、Starbucksの店舗で商品を購入する際にそれらの仮想通貨を使用することができるようになると説明しています(*1)。
(*1)8月6日追記:こちらの情報は後日、Starbucksの広報担当者によって否定されています。ご迷惑をお掛けして誠に申し訳ございません。

Starbucksのパートナーシップ・アンド・ペイメントズのMaria Smith(マリア・スミス)副社長は、次のように述べています。

Starbucksは、消費者がデジタル資産をスターバックスで使用するために、米ドルに変換するための実用的で信頼できる規制されたアプリケーションを開発する上で重要な役割を果たします。スターバックスは、1500万人以上のスターバックスリワード会員にモバイルペイメントのリーダーとして、顧客の支払いオプションを拡大する革新に取り組んでいます。

Starbucksからのビットコイン決済に関するコメントはこちら

ビットコインの価格|2018年8月3日

Bitcoin (BTC)
12,148,969 JPY (-0.33%)
0.99997755 BTC
RANK

1
MARKET CAP

¥241.17 T JPY
VOLUME

¥3.89 T JPY

ビットコインの価格はこの発表の後にやや上昇しており、2018年8月3日の時点では83万円前後で取引されています。

2018年8月3日 ビットコインのチャート(引用:coingecko.com)2018年8月3日 ビットコインのチャート(引用:coingecko.com)

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