MLB(メジャーリーグベースボール)のプロ野球チームであるLos Angeles Dodgers(ロサンゼルス・ドジャース)は、9月21日に行われる対Padres(パドレス)の試合を観戦しに訪れるファンの人々に限定の仮想通貨(Cryptocurrency)グッズである「特製デジタル・ボブルヘッド」を配布することを発表しました。
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Dodgersの「デジタル・ボブルヘッド」
Los Angeles Dodgers(ロサンゼルス・ドジャース)は公式ブログの中で、スタジアムに最初に入場した4万人のファンの人々を対象に、「デジタル・ボブルヘッド」をダウンロードすることができる「3種類の特製カード」を配布することを発表しました。
ドジャースタジアム初の「デジタル・ボブルヘッド・ナイト」をお見逃しなく!
9月21日に最初にスタジアムを訪れた4万人のファンの方々は、3人の選手のクリプト・トークンを受け取ることができ、イーサリアム・ウォレットにダウンロードして追加することができます。
これらのカードには固有のコードが記載されており、このコード使ってブロックを解除することで、
・Clayton Kershaw(クレイトン・カーショウ)投手
・Justin Turner(ジャスティン・ターナー)投手
・Kenley Jansen(ケンリー・ジャンセン)投手
のデジタル・ボブルヘッドをダウンロードすることができるようになっているとのことです。これらのアイテムはイーサリアム・ウォレットで受取ることができます。
配布されるカードはランダムに選ばれることになっているため、好きな選手を選ぶことはできませんが、それぞれの選手のカードは、ほぼ同じ枚数が準備されていると伝えられています。
野球ファンからの反響にも注目
L.A.ドジャースの最高マーケティング責任者であるLon Rosen(ロン・ローゼン)氏は、『デジタルグッズとプロモーションの新しい時代に拍車をかけ、ファン人々の関心を引き付けることを目指している』と述べています。
ボブルヘッドが初めて発売されたのは、およそ60年前になります。
当時のボブルヘッドは、木枠と粘土で形作られたものに紙を貼り付けたものや、セラミックのような素材を用いて作られていました。
現在メジャーリーグの試合をテレビで観戦している人々の平均年齢は57歳とされているため、「従来の物理的なボブルヘッド」ではなく、「デジタル化・暗号化されたボブルヘッド」の特典を配布するという今回の新たな取り組みは興味深いものでもあります。
仮想通貨やデジタルグッズのサービスにも馴染みのある若い年齢層の新たなファンの導入が期待される一方で、従来のファンたちの間で”近代的なボブルヘッド”が受け入れられるのかなどが気になるところでもあります。
もしも多くの関心が集まることになれば、まだそれらの年代の人々が仮想通貨の世界に初めて触れるきっかけになる可能性もあるため、実際に配布が行われた後の反響には大きな注目が集まります。
アメリカで開催されるメジャーリーグベースボール(MLB)のドジャース対パドレス戦は、2018年9月21日に開催を予定しています。
仮想通貨が使えるゲーム「MLB Crypto Baseball」
メジャーリーグベースボール(MLB)は、ブロックチェーン・ゲーム企業であるLucid Sight(ルシッド・サイト)と協力して、野球選手のキャラクターを育成するゲーム「MLB Crypto Baseball」を開発し、8月31日から実際にサービスを開始しています。
このゲームは、ゲーム内で仮想通貨イーサリアム(Ethereum/ETH)を利用することができるように作られているため、ユーザーは集めた野球選手のコレクションをETHを使って売買することができます。
最初のシリーズでは、それぞれの選手が20ドル(約2,200円)で販売されましたが、ジャスティン・ターナー選手などのアイテムは、一時的に25,000ドル(約275万円)もの高値がつけられたことで話題となっています。
ゲーム内での選手は全部で500人ほど提供されているとのことですが、コレクション性を高めるために有名選手には限定バージョンなども存在すると言われています。
今回発表されたドジャースのボブルヘッドは「MLB Crypto Baseball」では使用できないとのことですが、これから「MLB Crypto Baseball」でも利用できるアイテムがスタジアムでも提供され始めることになれば、そのバリエーションはさらに豊富になっていくでしょう。
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