ブロックチェーン(Blockchain)の技術には、世界をより良い方向へと大きく変化させる可能性が秘められていると信じているTim Draper(ティム・ドレイパー)氏は、これから社会全体に革命を起こすスーパーヒーローたちと共に歩んでいくことを望んでいます。仮想通貨(Cryptocurrency)関連のプロジェクトに投資することが変革に向けた「重要なステップ」だと考えている彼は、それらの取り組みを全力でサポートすることを示しています。
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ブロックチェーンが「政府業務」に変革を
アメリカ・カリフォルニア州の著名なベンチャー投資家であるTim Draper(ティム・ドレイパー)氏は、ブロックチェーン技術を活用した新しいアプリケーションが本格的に導入され始めることによって、現代社会のあらゆる側面に変化が起こると考えています。
その具体的な例として彼は、分散型台帳技術は世界最大の”産業”の一つである「政府業務」を大きく変革する可能性があると語っています。
国家発展の水準に関わらず、世界各国の政府が提供するサービスは全体的に技術の進歩からやや遅れている傾向が感じられます。
それらのサービスは高価なものが多いだけでなく、その他の選択肢が与えられていない場合もあるため、一部の市民の不満の原因にもなっています。
ドレイパー氏は、政府のサービスをブロックチェーン技術を通じて仮想的に補うことによって、これらの課題に対する解決策を提供できると考えています。
同氏が構想しているソリューションは、政府が大部分を独占しているようなサービスをブロックチェーンネットワーク上で分散化して展開することによって、それらの業界の競争率を高め、サービスの改善やコストの削減に政府が積極的に取り組むよう促すことを目的としています。
これによって教育や医療などの政府機関が主体となって提供しているサービスの質を向上させ、税金などの経費を削減することができると期待されています。
また、ブロックチェーン上で管理されるデータには「個人のデータ」が関連付けられることになるため、政府やその代理店がより効率的にサービスを展開するためにも理想的な方法であるとも言えます。
しかし彼は『技術についての知識が理解できていない』という理由だけで、これらの仕組みの実装を妨げる人々がいることも認めています。そのため、実際に政府が分散型台帳技術の利点を活用するためには、もうしばらく時間が必要になると考えられています。
仮想通貨関連の「規制」という障壁
Tim Draper氏は、ブロックチェーン技術の世界的な流行を妨げている”最も重要な阻害要因”となっているのが「規制」であると考えています。これについて同氏は、現在規制当局に勤めている大部分の人々が70歳以上の高齢者であることをあげています。
彼によると『高齢な人々ほどブロックチェーン技術が持つ大きな可能性を想定しづらくなってくるため、既存の状態を維持する傾向にある』とのことです。
またこれとは対照的に『青少年は今後の人生に様々なチャンスが眠っているため、ブロックチェーンのような新しい可能性を秘めた技術の普及を望んでいる』とも語っています。
規制当局は、インターネットが話題になった時にそれらの技術を制御したいと考えていました。もしもその時に、それらの技術は制限されていたならば、私たちの生活は現在のものとは全く違った形になっていたでしょう。
インターネットは多くの人々の生活にプラスの影響を与えており、さらに多くの人々に新たなイノベーションを作り出すように促しました。これを受けたTim Draper氏は、ブロックチェーン技術を世界規模で導入するキャンペーンを展開しています。これらの目的のために彼は、ビットコイン(BTC)を支持する活動などにも取り組んでおり、世界中の複数の仮想通貨プロジェクトにも積極的に投資しています。
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