ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格予想に関しては、これまでにも多くの仮想通貨投資家たちが強気な予想を語ってきましたが、ここ最近ではそれらの予測内容を修正すると行った声も見られはじめています。Twitter上ではそのような一連の報道などから『暗号通貨市場が回復することはない』といった考え方も増えてきていますが、その一方では大量の資金を用いて大口の投資を行なっている「機関投資家」たちが強気な姿勢を強めています。
こちらから読む:これまでに語られてきた仮想通貨投資家たちの「価格予想」
ビットコイン価格に対する意見の違い
「Fundstrat Global Advisors(ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズ)」が最近行なった調査の結果では、機関投資家がビットコインに対して楽観的な見方をしていることが明らかになっています。
同社のマネージングパートナーである、Thomas Lee(トーマス・リー)氏は、CNBCとのインタビューの中で、9月30日に同社がTwitter上で行なった調査の結果や、機関投資家がビットコイン市場に対してどのように考えているかについて語りました。
Twitter(ツイッター)上で行われた調査は、仮想通貨コミュニティの9,500人からの回答を得ており、機関投資家からの回答は25人から受けたと説明されています。
ビットコイン価格は底をついたか?
この結果によると、ウォール街の機関投資家の54%は『ビットコインの価格はすでに最低価格まで落ちている』と回答しており、ビットコインの価格はここ最近の最安値である「1BTC=約65万円」で底をついたと考えている人の方が多いことが明らかになりました。
これに対して、Twitter上の仮想通貨コミュニティの66%は『ビットコインの価格が今よりもさらに下がる可能性がある』と回答しており、機関投資家よりもビットコイン市場をネガティブに捉えていることがわかっています。
ビットコイン価格は今後上昇するか?
ビットコイン価格の上昇については、機関投資家の57%が『2019年末までに15,000ドル(約170万円)からムーン(高騰)する』と述べており、現在も強気な姿勢を維持していることが示されています。
一方、Twitter上の仮想通貨コミュニティの66%は『ビットコインの価格は今よりも下がる可能性がある』と回答しており、2019年末までに170万円に到達するという意見に同意したのは、40%に留まっています。
数ヶ月前までは、Twitter上の仮想通貨投資家の多くが『仮想通貨の価格が再び最高値を更新する』と期待していましたが、ここ最近ではそのような投資家も徐々に減ってきているようです。その一方で大口の資金を扱う機関投資家は、店頭取引などを通じて仮想通貨市場に参加していると言われています。仮想通貨市場にみられつつある新たな動きと共に、市場に参加する投資家にも変化が出始めているのかもしれません。
トーマス・リー氏は強気予想
今回の調査結果を語ったトーマス・リー氏は、ビットコインなどの仮想通貨に対して強気な予想を語ることでも知られており、ここ数ヶ月間の間に複数のメディアから受けたインタビューに対しても、機関投資家の人々と同様にビットコインの価格が6,000ドル(約65万円)を下回る可能性は低いと考えていることを語っています。
リー氏は、ビットコインのマイナー(採掘者)によるサポートや業界の大手機関の参入などに関連した複数の要因から、再び仮想通貨の市場が回復すると予想しており、来年にはビットコインやイーサリアムの価格が回復することになるとの予想を述べています。
最近の予想で『ビットコインのトレンド転換の時が近づいている』との考えも述べている同氏は、
・ビットコイン(BTC)の価格は2018年末までに「220万円」
・イーサリアム(ETH)の価格は2019年に「21万円」
に達するという強気な予想を語っています。
トーマス・リー氏がこれまでに語った予想はこちら
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格|2018年10月5日
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は、2018年10月5日午後の時点では「1BTC=74万8,000円」前後で取引されています。
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