仮想通貨ニュースメディア ビットタイムズ

ウクライナで進む「仮想都市計画」サトシ・ナカモトの記念碑が完成


ビットコイン(Bitcoin/BTC)の生み親として知られる「サトシ・ナカモト」の記念碑を構築している「Satoshi Nakamoto Republic」は、実際にデザインされた彫像をバーチャル・リアリティ(仮想現実/VR)空間上で公開しています。世界各地に「仮想都市(バーチャル・シティ)」を設立することを計画しているこの新しいプロジェクトは、それらの地域で活動を行う新たな「創設者」を探しています。

こちらから読む:記念碑までも作られる謎の人物「サトシ・ナカモト」

VR空間に建てられた「サトシ・ナカモト記念碑」

ウクライナの首都キエフで進められている「仮想都市計画」は着々と進んでいます。
このプロジェクトでは、ウクライナのプロジェクトチームが開発したモバイルアプリのVR(バーチャル・リアリティ)空間上に仮想通貨ビットコインの生みの親として知られる「サトシ・ナカモト」の像が構築されています。

このモニュメントは「Taras Shevchenko Boulevard」と「Kreschatik Street」の交差点に設置されており、iOSやAndroid端末でアプリをダウンロードすることによって見ることができます。

アプリを利用すれば「サトシ・ナカモト記念碑」を360度全てから見ることができるようになっており、この像の前で記念撮影を行うこともできるようになっているため、実際に訪れた記念として画像データを持ち帰ることもできます。

注目が集まっていた「サトシ・ナカモト記念碑」のデザインは予想の斜め上をいったものとなっています。

アプリ上に映し出される「サトシ・ナカモト」は、1987年に公開されたアメリカ映画「ロボ・コップ(RoboCop)」風の下半身に支えられており、上半身には異なる性別・人種を表す3人の人物が表示されています。裸の状態となっている上半身の胸部には「Bitcoin」のシンボルマークが刻み込まれており、背中にはイーサリアムの考案者として知られる「Vitalik Buterin氏」の顔のタトゥーが描かれています。

分散型未来都市計画を進める「Satoshi Nakamoto Republic」

「Satoshi Nakamoto Republic」は、ウクライナをはじめとする複数の地域で「仮想都市(バーチャルシティ)」の構築に取り組んでいます。

このプロジェクトの作成者は「バーチャルシティ・ネットワーク」を構築することを計画しており、各自治体にある広場などに「サトシ・ナカモト記念碑」を構築することを計画しています。この「仮想都市」に参加している人々は、
・バーチャルオブジェクトやアバターの作成
・土地や不動産のバーチャルプロット(*1)の購入
・建物の建築やレンタル
・広告スペースの購入
などを行うことができるようになっており、これらの全ては「QRコード」をスキャンした後にスマートフォンや「AR/VRメガネ」を使って見ることができます。

(*1)プロット:構想、仕組みのこと

公式サイトによると「Satoshi Nakamoto Republic」の共同設立者であるAndrey Moroz(アンドレイ・モロス)氏は、キエフに構築されている「仮想都市」の最初の市長として任命されています。同氏は、VRオブジェクトを適切に管理し、投資家に対して土地や財産の取得に関連するアドバイスを提供する責任を持っており、「Satoshi Nakamoto Republic」は、初めての「バーチャルプロット」を購入することを望む世界中の「創設者」を探しています。

これらのプロジェクトの基礎となる「サトシ・ナカモト記念碑」は、今年の11月3日にアメリカ・ロサンゼルスの「Hollywood Walk of Fame」にも設置される予定となっており、フロリダ州マイアミにも新しい支持者を見つけていると報告されています。

ブロックチェーン技術をベースとして生まれたこの「分散型未来都市計画」は今後も世界中の多くの地域で大きな成長を遂げる可能性を秘めています。

bitbankの登録方法はこちらで詳しく解説しています