ついに超大手ブローカー「The Goldman Sachs Group, Inc.(ゴールドマン・サックス・グループ)」が、ビットコインをはじめとした暗号通貨取引を開始する可能性があると、米国アナリストが報道しました。同社は現在、暗号通貨取引部門・戦略的投資グループの2部門で協力して、暗号通貨取引プラットフォーム立ち上げを計画・調査していると言われています。
Goldman Sachsが暗号通貨取引事業に乗り出した理由
今回ゴールドマンサックスが、暗号通貨取引事業に乗り出した理由は「銀行収益の減少」だと考えられています。同社銀行の「債権部門」の収益は 21%も減少しており、現行の銀行ビジネスだけでは、将来的に会社を維持するのが難しいと判断した上での計画なのかもしれません。
すでに米国取引所プラットフォームであるCoinbaseは、会社の評価額が16億ドル(約1,750億円)を超えており、最近でも1億ドル(約110億円)の融資を成功させています。
ゴールドマンサックス暗号通貨取引所の影響力
もし、金融業界のジャイアント企業であるゴールドマンサックスが、取引所を開設した場合、ゴールドマンサックス取引所の評価額は、数十億ドル(数千億円)に達すると考えられています。
当然それは、評価額だけにとどまらず、金融市場と暗号通貨市場に大きな影響を与えます。
例えば、ゴールドマンサックスが暗号通貨取引所を開設するだけで、ビットコインが 1通貨として支払い方法として世間に受け入れられ、価格の上昇や決済店舗の増加が予測されています。
現在、ゴールドマン・サックスは、JPモルガンとは根本的に異なるアプローチを暗号通貨にかけています。
従来の銀行システムより、ブロックチェーンを使ったシステムは、より安全で、より効率的で、そしてより安価なシステムというスタンスから暗号通貨に深い関心を寄せています。
今週初めに、国際通貨基金(IMF)の Christine Lagarde(クリスティン・ラガルド)常務理事は、イングランド銀行会議で、
ビットコインなどの暗号通貨が、今後銀行や既存の金融サービス業者を置き換える可能性が高い。
今のところ、ビットコインのような仮想通貨は、現金通貨や中央銀行の既存の注文にほとんど、あるいは全く挑戦しません。
なぜなら、それらはあまりにもボラティリティと危険性が高く、エネルギー集約的(電力)であり、基礎となる技術がまだ世界規模で使えないためです。
多くは規制当局にとってはあまりにも不透明です。いくつかはハッキングされています。しかし、これらの多くは、時間の経過とともに対処できる技術的課題です。
と発言しました。
またソフトバンクが買収した米国企業のフォートレス・インベストメント・グループで、かつてファンド運用を担当したゴールドマンサックス出身のマイケル・ノボグラーツ氏は、ICO関連企業に投資するヘッジファンド(運用資産額5億ドル=約564億円)をスタートさせる計画を立てています。また、ゴールドマンサックスは、暗号通貨取引所の根幹技術となる、ブロックチェーン技術を使用した金融システム導入を支援する新興企業「AXONI(アクソニ)」に新たに投資しています。
「投資企業のお金の流れは、未来の流れ」
近い将来、ゴールドマンサックス取引所が完成することを期待したいと思います。