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ICO(クラウドセール)のココを見ろ「成功する7つのルール」

ICO(クラウドセール)の情報を、一般のニュースサイトでもよく見かけるほど ICO が話題になってきましたね。
最近、ICO投資が盛り上がっている最大の理由は「リターンが大きい」ことでしょう。
その通貨・トークンにもよりますが、場合によっては投資額の数千倍以上のリターンを得る可能性があります。
例えば、暗号通貨の中で第 2位の時価総額を誇るイーサリアムは、ICO 時から「 1,300倍」以上の価格高騰を記録しています。
当時たった、1万円でもイーサリアムに投資した人は、1,300万円以上の資産を現在保有していることになります。
「リターンが大きい」
ICO が話題になる最大の原因は、この一言に尽きるでしょう。
しかし、ご存知の通り、ICO には詐欺的なものも多く、クラウドセールを終了後、ほぼ無価値になるコインも数多く存在します。
今回のレポートでは、その通貨・トークンが「将来値上がりするのか?しないのか?」を見極める方法についてお話していきたいと思います。

ICOプロジェクトは何を解決しようとしているのか?

その ICO に「投資すべきか否か?」を見極める最も重要な判断基準は、
「そのプロジェクトがどんな問題を解決しようとしているのか?」
を知ることだと考えられます。
例えば、イーサリアムは「ワールドコンピューター」の理想を掲げて ICO を行いました。
イーサリアムのブロックチェーン上で「全てのことができる。」というメッセージの元、実際イーサリアムはその通りになりました。
現在、新 ICO プロジェクトで発行される暗号通貨・トークンの多くは、イーサリアムのブロックチェーンを利用して行われています。
→「イーサリアムとはワールドコンピューターである。
リップルであれば「銀行間取引の摩擦を無くす。」
NEM であれば「自由と平等の新しい経済圏を作る。」
など、それぞれの暗号通貨・トークンには「何かしらの問題を解決する理想」が掲げられています。

ICO(クラウドセール)後の計画性

その暗号通貨のトークンセールが完了したとして、集まった資金をどのように運用するのか?どのような計画でプロジェクトを大きくしていくのか?を見ることは非常に重要です。
最も注意深くチェックするのは「ホワイトペーパー」「ロードマップ」「機能性」の 3点でしょう。
イーサリアムのロードマップは、数年後の計画まで打ち出されていました。
また、どのような機能がブロックチェーンに備わり、これが将来どのように世界を変えていくのか?まで発表されていました。
こうした「何をするのか?」が「将来性」に直結しており、それはそのまま「暗号通貨の価値」に繋がります。

暗号通貨・トークン価格を計算する

ICO への投資は、基本的に「大きなリターン」を求めて投資します。
ICO 時のトークン価格が高すぎた場合「リターンの幅」は小さくなりますで、「 1トークンいくらか?」を計算するのは、非常に重要な作業です。
アメリカのとあるサイトでは「 1トークン= 1ドル以下」という指標を出しています。
これは、そのトークンの将来性によってある程度上下させながら考えるべき部分だと思いますが、イーサリアムですら最初の販売価格は「 1BTC = 2000ETH(約 24.8円)」でした。
以上のことを考えても「 1トークン 100円以上」の ICO への投資は注意すべきだと考えられます。

ICOプロジェクトメンバーにいくら配布されるか?

ICO はチームによって行われます。
当然、彼らには報酬が ICO で調達した資金、もしくは、そのトークンで支払われますが、その報酬額が大きすぎたり、トークン量が多すぎるプロジェクトには注意が必要です。
基本的に、チームに支払われるトークン量が「全体の配布量の 50%以上」になる ICO には注意が必要だと言われています。

プロジェクトチームはプロ集団か?

ICO は「コインを販売して終わり」ではありません。
その後、ホワイトペーパーに書かれているプロジェクトが進んでいかなければ、投資して手元にあるトークンは無価値になってしまいます。
なので、そのプロジェクトチームが「どれだけの経歴を持ったプロが集まっているか?」を調べることも重要です。
全ての ICO には、公式サイトにプロジェクトメンバー人物とその経歴を載せているので、そちらもチェックしておきましょう。

誇大広告ではないか?

その暗号通貨がもつ機能性や社会に与えるインパクト以上の価値は、その通貨にはつきません。
しかし、マーケティングによっては、そのトークンの価値を「大きく見せる」ことが可能です。
そのトークンが本当に「価値あるものなのか?」「社会を変えるほどの機能性を持っているのか?」を冷静に分析しましょう。

ホワイトペーパーを熟読する

その暗号通貨の価値を見極めるためには、やはり「ホワイトペーパーをよく読む」ことに尽きると思います。
投資するのですから、当然のことですが、意外とホワイトペーパーは読まれていません。
以前話題になった ICO のホワイトペーパーには、「このトークンには何の機能性もありません。」としっかりと明記されていたにも関わらず、多額の資金調達を成功させていたトークンも存在していました。
広告や話題性のみで投資を判断するのではなく、「どれほどの暗号通貨なのか?」は、ホワイトペーパーを熟読し、しっかりと理解してから投資を行いましょう。
以上が、ICO(クラウドセール)で成功するための7つのルールです。
当たり前のことをお話していますが、それでもできていない方が多いという情報をキャッチしたので、今回のレポートとしました。
重要記事
→「ICO(Initial coin offering・クラウドセール)とは?
→「ICOクラウドセールの仕組み解説「イーサリアムもここから始まった」