ネム(NEM)のブロックチェーン技術を活用した子供たちの学習支援プラットフォーム「KidLet」がNEMの公式ブログで紹介され世界的に話題となっています。まだ10歳の少女であるタケナカ・カエデさんが立ち上げたこのプロジェクトは、勉強に励む子供たちに「KIDトークン」で報酬を与える仕組みが採用されており、教育の分野に新たな可能性をもたらすことができると期待されています。
こちらから読む:10歳の少女も扱うブロックチェーン「NEM」の基本から学ぶ
未来のための学習支援プラットフォーム「KidLet」
KidLetは、10歳の少女であるタケナカ・カエデさんが立ち上げた学習支援プラットフォームです。カエデさんは10歳にしてこのプロジェクトのCEO兼共同設立者を務めており、ブロックチェーン・サミットなどにも参加し、インタビューなどにも答えています。
このプロジェクトにはカエデさんの他にも教育者やブロックチェーンの専門家が協力しており、第4次産業革命やそれに伴う革新的な技術、金融マネジメントの分野に子供たちが早い段階から関与し、自分たちの未来を切り開いていける環境づくりに取り組んでいます。
KidLetは、教育のための製品とブロックチェーン技術を組み合わせることによって子供達のグローバルネットワークを構築し、一人一人の努力に応じた報酬を価値を持った仮想通貨で支払う仕組みを取り入れています。
子供たちの努力に仮想通貨報酬|KidLetCoin(KID)
KidLetのプラットフォームでは、宿題、家事、仕事などで成果を上げた子供たちに価値ある報酬を与えるための仮想通貨である「KidLetCoin(KID)」が発行されます。
現時点では、基本的に1時間の努力に対して「1KID」が報酬として支払われる仕組みとなっていますが、今後は教育ゲームを利用して獲得したスキルに応じた報酬が支払われる仕組みも導入することが予定されており、獲得したKIDトークンを償還するための「オンラインストア」なども立ち上げられる予定となっています。
仮想通貨で報酬が与えられることによって、子供たちはブロックチェーン技術やその他の知識を学びながら、財政管理についても学ぶことができます。この新しい学習プラットフォームは、子供達の学習意欲を高めつつ、最先端のテクノロジーを取り入れた独創的なアイデアを生み出し、今後のテクノロジー社会のリーダーたちを育成する基盤となる可能性を秘めています。
KidLetに関する詳しい情報は以下の公式ホームページからどうぞ
>KidLetの公式ホームページはこちら
NEMプロジェクトは「国家規模」で進行中
NEMのコミュニティは世界各国で様々なプロジェクトに取り組んでおり、その内容は「地方での小規模プロジェクト」から「国家レベルの大規模なプロジェクト」など非常に様々です。
ベネズエラ、マレーシア、ウクライナ、アラブ首長国連邦(UAE)などの地域では、国を挙げた長期プロジェクトも立ち上げられており、複数の分野でのブロックチェーン技術教育や一般の人々に基本的な知識を伝えるための取り組みなどが進められています。
最近では「一般社団法人NAM JAPAN」も立ち上げられており、日本のブロックチェーン技術導入をさらに促進していくことが発表されています。
仮想通貨価格の下落が騒がれている中で、ブロックチェーン技術に関する知識を広め、次世代を担う技術者の育成にも取り組みながら着実に土台を固めているNEMのコミュニティは、数年後には世界をリードする存在となることが予想されます。
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ネム(NEM/XEM)の価格|2018年12月2日
ネム(NEM/XEM)の価格は、先月25日に7円まで下落して以降横ばいの状態が続いており、2018年12月2日時点では「1XEM=8.84円」で取引されています。