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ブロックチェーン企業パートナー8社を発表|メインネット公開に向け提携拡大:Klaytn


韓国のインターネットサービス大手カカオ(Kakao)の子会社であるGroundX(グラウンドエックス)が発表したブロックチェーンプラットフォーム「Klaytn(クレイトン)」は、2018年12月10日に大規模なユーザーを抱える8つのBlockchainプロジェクトとパートナーシップを結んだことを発表しました。

こちらから読む:ブロックチェーン事業を急速に拡大する「カカオ」関連ニュース

旅行・ゲーム・動画配信など業種は様々

Klaytn(クレイトン)は今年10月の立ち上げ以降、急速にパートナー企業を拡大させています。10月の時点でもWemade Tree、Piction Network、Hint Chain、Nabu Studio、Airbloc、Cosmochain、VETTA、Humanscape、Rayonなどの合計9つのプロジェクトと提携を結んでいるクレイトンは、今回新たに以下を含めた8つのブロックチェーンプロジェクトとのパートナーシップを築いたと発表しました。

Contents Protocol(コンテンツ・プロトコル)

Contents Protocol(コンテンツ・プロトコル)は、ユーザーの好みに合った映画をおすすめしてくれるスマートフォン向けアプリ「Watcha」を搭載したコンテンツレビューデータプラットフォームです。「Watcha」は450万人に利用されており、日本でも人気のアプリケーションの一つです。

コンテンツプロトコルは「Watcha Play」におけるユーザーの活動をブロックチェーン上に記録し、その貢献度に応じてユーザーに報酬を付与する仕組みを提供しています。また同社は、その他の分野にもブロックチェーン技術を活用していくことを予定しており、音楽、漫画、電子書籍などのデジタルコンテンツプラットフォームとの共同作業も計画しています。

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Atlas(アトラス)

Atlas(アトラス)は、中国最大級の高級旅行会社「Zanadu(ザナドゥ)」によって開発されたブロックチェーンベースの旅行コンテンツおよび取引プラットフォームであり、世界中の高品質な旅行商品やコンテンツを消費者に提供しています。

200万人の人々に利用されている「Atlas」は、旅行業界のすべての消費者と企業をつなぐスマートコントラクトをベースとしたブロックチェーンインフラストラクチャを提供しており、ユーザーデータの共有を促進する分散型データベースネットワークを構築しています。

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BORA(ボラ)

BORA(ボラ)は、ブロックチェーンベースのデジタルコンテンツプラットフォーム開発会社である「Way2Bit」によって開発された”ゲーム及びデジタルコンテンツのプラットフォーム”であり、透明性の高い取引記録に基づいたデジタルコンテンツサービスの配信や、ユーザーの参加を促進するためのソリューションを提供しています。

ボラはこれまでにも韓国の主要なゲーム開発会社20社以上とも提携を結んでおり、それらの企業の中には「4:33」「Action Square」「Factorial Games」「Thumbage」などが含まれています。

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SPIN Protocol(スピン・プロトコル)

SPIN Protocol(スピン・プロトコル)は、社会的に影響力を持つ人々向けの「分散型商取引エコシステム」です。同社はサプライヤーとインフルエンサーの両方にプロトコルを介して直接接続し、世界中の製品を販売することができるサービスを提供しています。

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Cloudbric(クラウドブリック)

Cloudbric(クラウドブリック)は、世界的なセキュリティ技術会社である「Penta Security(ペンタ・セキュリティ)」の技術をそのまま誰もが使用できるようにクラウド化したセキュリティーサービスです。

日本・韓国・欧米・中国で特許を取得している同社の製品は、Webサイトのセキュリティ対策に必要な機能を標準搭載しています。

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Insureum(インスリウム)

Insureum(インスリウム)は、保険バリューチェーンを充実させるためのデータ共有ブロックチェーンプロトコルです。同社は、ブロックチェーン技術を活用した保険会社、保険契約者、第三者を結ぶ分散型エコシステムを提供しています。

>Insureumの公式サイトはこちら

Knocknock(ノックノック)

Knocknock(ノックノック)は、シンガポールに本拠を構える「IDBook」の”WEWAY”との技術提携によるブロックチェーンベースのID検証サービスです。

Antube(アンチューブ)

Antube(アンチューブ)は、モバイル広告の収益化プラットフォームである「Yomob」と統合された「DATA」による、短編ビデオエンターテイメントサービスです。

ブロックチェーン業界を「次のレベル」へ

Klaytnは、これらのプロジェクトとの提携関係はブロックチェーン技術の採用を推進することを目的としていると述べています。同社はこれらのパートナーにテストネット環境を提供した後、2019年前半にはメインネットを立ち上げることを予定しており、それまでは引き続きパートナーシップを拡大していくことを計画しています。

Ground XのCEOであるJason Han(ジェイソン・ハン)氏は、次のように述べています。

Klaytnは、何百万人ものユーザーを抱える実績ある企業との提携を続けてきており、これらのコラボレーションを通じてユーザーフレンドリーなブロックチェーンサービスの構築に取り組んでいます。

私たちは、この業界の次の重要な課題である”意味のある実用的なユースケース”を作成することに焦点を当て、パートナーと共にブロックチェーン業界を次のレベルに引き上げます。

現時点でも非常に多くの分野のプロジェクトと提携を結んでいるKlaytnがこれからどのように事業を拡大していくのかに注目が集まります。