ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は昨年末に「約220万円」まで上昇しましたが、2018年に入ってからは下落相場が続いているため、最近では『価値が0円になる』といった意見も見られるようになってきました。仮想通貨市場の今後の動きについては現在も意見が分かれていますが、Google(グーグル)の人工知能(AI)は先日、ビットコインを簡単に説明する際に「崩壊したバブル経済」として表現しています。
こちらから読む:このまま崩壊に向かうのか?「ビットコイン価格」に対する著名人の見解
Google AIの「機械学習アルゴリズム」に基づいた見解
Google(グーグル)の検索エンジンで「Bitcoin」と検索すると、パソコンなどの端末ではトップページの右側に「Bitcoin」の重要な情報を要約したカードが表示されます。このカードは、検索されたワードの基本情報を簡単に説明するために、GoogleのAIが機械学習アルゴリズムに基づいて”最も有用である”と判断された情報が表示されるようになっています。
「Bitcoin」と検索した際に表示されるカードには通常、『ビットコインは電子現金の一種である暗号通貨であり、仲介を必要とせずにピア・ツー・ピアのビットコインネットワーク上でユーザーからユーザーにお金を送信することができる中央銀行または単一の管理者のない分散型デジタル通貨である』といった説明がなされていますが、先日この文章は一時的に以下のような文章に変更されました。
ビットコインは電子現金の一種に分類される暗号通貨です。ビットコイン市場は、2018年12月末頃に価格が82%下落したため、「崩壊したバブル経済」として広く認識されています。
改訂された文章には、ビットコインは「崩壊したバブル経済」として広く認識されているということがはっきりと記されています。この文章は「Wikipedia」から引用されたものであり、元となった文章は12月12日にWikipediaのユーザーである「Smallbones」という人物が書いたものだと伝えられています。同氏はこの文章が仮想通貨に関する”多数決の結果”を反映したものだと説明していますが、仮想通貨コミュニティではこの内容について反対する意見も出ています。
結果的に「Bitcoin」と検索した際に表示される文章は現在訂正されていますが、一時的に表示された文章は注目を集めています。GoogleのCEOであるSundar Pichai(サンダー・ピチャイ)氏は、以前にGoogleのAIアルゴリズムは「関連性、人気度、鮮度」や「ユーザーの行動」などに基づいて全てのキーワードを調べると説明しています。
今回表示された情報が”どのような判断で表示されることになったのか”についての具体的な詳細まではわからないものの、GoogleのAIがビットコインを「崩壊したバブル経済」として表現したことには注目が集まっています。世界的に大きな影響力を持つGoogleのAIは一時的に”ビットコインの崩壊”を示唆したものの、仮想通貨業界では『長期的にはビットコイン価格が回復する』との意見が多く出ています。
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ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格|2018年12月20日
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は、ここ数日間に渡って上昇が続いていますが、2018年12月19日に43万円近くまで上昇して以降は徐々に価格を下げており、記事執筆時点では「1BTC=422,972円」で取引されています。
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