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ブラジルのスーパーマーケットチェーンが「仮想通貨決済」の受け入れを開始


ブラジル・リオネジャネイロのスーパーマーケットチェーンである「OásisSupermercados」は、ビットコイン(Bitcoin/BTC)をはじめとする複数の仮想通貨を決済手段として受け入れはじめました。暗号通貨の需要が高まっている同国では、監視体制を強化する動きも進んでいます。

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仮想通貨「3銘柄」に対応|OásisSupermercados

ブラジル・リオネジャネイロのスーパーマーケットチェーンである「OásisSupermercados」は現在、決済手段として、
ビットコイン(Bitcoin/BTC)
ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)
ライトコイン(Litecoin/LTC)
を受け入れています。

仮想通貨決済の導入にあたり「OásisSupermercados」は、地元の仮想通貨取引所から情報を集め、従業員に仮想通貨の基本的な知識を身につけるための指導を行ったと伝えられています。同社は仮想通貨決済ソリューションを提供している「CoinWISE」のサービスを使用して仮想通貨決済サービスを導入しています。

「OásisSupermercados」の年間売上高は650万ドル(約7億2,300万円)であると伝えられており、従業員数は90名、そのうちの20名がキャッシャーであるとされています。同社のマネージャーであるDouglas Andrade(ダグラス・アンドラデ)氏は、仮想通貨決済を採用するアイデアは兄弟から得たものであるものの、仮想通貨決済やそのシステムを導入することが非常に簡単だったことを強調しています。

仮想通貨での支払いはクレジットカードでの支払いと同じように非常に簡単です。利用者は支払いに使用する仮想通貨を選択し、レジスタッフはレアル(BRL)で商品の金額を入力すれば、システムが合計金額を仮想通貨での金額に変換してくれます。あとはQRコードをスキャンすれば完了です。

地元のメディア報道によると、仮想通貨決済が導入されたのはつい最近のことであるため、現時点では実際に仮想通貨を用いた決済は行われていないとされています。しかしながら今回のニュースはゆっくりと広がってきており、同社はこれからナノ(NANO/XRB)などの仮想通貨を受け入れることも示唆しています。

ブラジル国税局は仮想通貨の「監視体制」を強化

ブラジルでは仮想通貨の人気が急速に高まっており、今年の9月にはブラジル最大の金融グループとも言われる「Grupo XP(XPグループ)」が仮想通貨市場に参入することを明らかにしました。XPグループは当初仮想通貨を取り扱う予定はなかったものの、顧客からの要望が強かったため「仕方なくサービスを開始した」と説明しています。

ブラジルの連邦国税局(RFB)は、脱税やマネーロンダリングを防止するための試みとして仮想通貨を扱う企業を監視しようとする試みを最近発表しています。仮想通貨決済の普及とともに今後はブラジルでも規制強化の動きが強まっていくことが予想されます。

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