Tron Arcade(トロン・アーケード)は2019年1月5日、イーサリアムの分散型アプリケーション(DApps)の中でも”特に人気のゲーム”として非常に多くの人々に利用されていた「EtherGoo」が、トロン(TRX)のブロックチェーン上で「TronGoo」として新しくリリースされたことを発表しました。
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ユーザー数「No.1」のDAppsゲーム|EtherGoo
トロン(TRON/TRX)のゲーム投資部門である「TRON Arcade」は、イーサリアム(Ethereum/ETH)のブロックチェーン技術を用いて運営されていた「EtherGoo」と呼ばれるゲームが、TRONのネットワーク上でも提供され始めたことを発表しました。
TRONのブロックチェーンに基づいて再構築された「EtherGoo」は、「TronGoo」という名前で提供されており、ETHの代わりにTRXを用いてプレイできるようになっています。イーサリアム上で公開された「EtherGoo」は、ブロックチェーン上で初めて構築された「競争型の放置ゲーム」であると伝えられており、最も多くのユーザーに利用されている人気のゲームとして知られています。
ブロックチェーン・ゲームの中では、仮想通貨ETHを稼ぐことができる猫の育成ゲーム「CryptoKitties」が特に人気の高いゲームとして知られていますが、「EtherGoo」は1日のユーザー数で「CryptoKitties」を上回っており、昨年4月時点ではCryptoKittiesの5倍のユーザー数を誇っていたとも伝えられています。
ゲーム内通貨を奪い合って「TRX」を稼げ|TronGoo
「TronGoo」のゲーム内容は非常にシンプルなものとなっており、
1、ゲーム内通貨「Goo」を生産するための”研究員”を増やす
2、他のユーザーと戦うための”戦闘員”を増やす
3、戦闘員を使って他のユーザーから「Goo」を奪う
という3つのアクションを通じて「Goo」を獲得していく流れとなっています。
ゲームで目指すべき目標は「Goo」を増やしていくことであり、集めた「Goo」に応じて仮想通貨TRXを獲得できる仕組みとなっています。
実際にゲームをプレイしているユーザーのレビューによると、最初に使用するキャラクターは無料で手にいれることができるようになっており、その他のプレイヤーとのバトルに関してもゲームを始めたばかりの新規ユーザーが”カモ”にされるような仕組みにはなっていないため、比較的安心して仮想通貨を増やしていくことができるとされています。
TRONの技術で「高速なゲーム環境」を実現
「TRON Arcade」は公式発表の中で、「TronGoo」のユーザーは『より高速に取引を行い、円滑にゲームを進めることができる』と説明しています。
イーサリアム上で動作しているゲームは、トランザクションの処理速度などに問題があることが以前から指摘されていたため、よりスムーズな動作環境を求めるゲーム制作陣はTronのブロックチェーン上に移行しつつあります。
膨大な取引を処理できる環境を提供しているTronは、現在急速にDAppsやユーザー数を増加させており、先月半ばには1日のトランザクション数が「300万」を突破したことも報告されています。
「TRON Arcade」は今回の発表の中で『TRONネットワークと私たちは常に両手を広げて開発者を歓迎する』と語っています。TRON創設者であるJustin Sun(ジャスティン・サン)氏も2019年の抱負として「年内に時価総額ランキング4位にまで上り詰める」と語っているため、今後もTRONはさらにネットワークの拡大を続けていくと予想されます。
2018年から急速な成長を続けているTRONは、2019年にブロックチェーンゲーム業界で飛躍的な成長を遂げる可能性を秘めています。
「TronGoo」の公式サイトは以下のリンクからどうぞ
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トロン(Tron/TRX)の価格|2019年1月8日
トロン(Tron/TRX)の価格は、先月半ばまでは1円付近で推移していましたが、現在は上昇が続いており、2019年1月8日時点では「1TRX=2.61円」まで上昇しています。
過去30日間の上昇率で「74.7%」を記録しているTRONは、時価総額ランキングで「ビットコインSV」を抜き、現在9位に位置付けられています。