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ブロックチェーン技術は今後「最も重要なイノベーション」機関投資家の40%が回答


グローバル・ブロックチェーン・ビジネス協議会(Global Blockchain Business Council/GBBC)の調査では、機関投資家の40%は『ブロックチェーン技術はインターネットの誕生以来”最も重要なイノベーション”である』と考えていることが明らかにされています。テクノロジーが急速に発展を遂げる中で多くの企業はこれらの新技術に関する理解を深めることを求められています。

こちらから読む:機関投資家が重要視する「ブロックチェーン技術」とは

Global Blockchain Business Council(GBBC)とは

Global Blockchain Business Council(グローバル・ブロックチェーン・ビジネス協議会/GBBC)は、スイスのダボスで2017年に開催された「世界経済フォーラム(ダボス会議)」で立ち上げられた非営利団体です。

40カ国以上の組織と創設者が結集して、世界中の規制当局とビジネスリーダーのブロックチェーン技術に関する理解を深めるための取り組みを行なっている同協会は、ブロックチェーン技術を活用して”安全かつ公平で機能的な社会”を実現することを目指してブロックチェーン技術の採用を促進しています。

「Global Blockchain Business Council」が2019年1月24日にCointelegraph(コインテレグラフ)と共有した調査結果では、機関投資家の40%が「ブロックチェーンはインターネットの誕生以降”最も重要なイノベーション”である」と考えていることが明らかにされています。

ブロックチェーンは「企業成長の鍵」

GBBCの調査結果によると、回答した機関投資家の3分の1弱は「企業は今後5年以内に自社の取締役会にブロックチェーンの代表者を置く必要がある」と考えているとされています。また、38%の回答者は「5年以内にはブロックチェーン技術に関する取り組みを行なっていることを投資家に伝える必要がある」と考えているとも説明されています。

GBBCの最高経営責任者(CEO)であるSandra Ro(サンドラ・ロー)氏は、ブロックチェーン技術は将来的に様々な分野に影響を与える存在となるものであり、今後の社会ではこれらの技術をいかに活用していくかが重要になるとの考えを語っています。

ブロックチェーン技術が日常生活において重要なほとんどの分野に影響を与えることは、ほぼ間違いありません。

将来的に成功を収める組織は「ブロックチェーンに関する明確で包括的な戦略を持っている組織」や「組織を変革するためにブロックチェーン技術を実装しようとしている組織」となるでしょう。

「教育の重要性」が増すブロックチェーン業界

ブロックチェーン技術はこの数年間で急速に注目を集めており、多くの大手企業や政府機関が技術導入を進めています。しかしながら、これらの技術に関する理解が技術の発展に伴っていないことも一部では指摘されており「技術が行き過ぎている」との意見も出ています。

今週初めに報告された調査結果では、機関投資家の63%は「大企業の上級管理職メンバーはブロックチェーン技術に関する理解が不十分である」と考えていることが明らかになっており、ブロックチェーン技術や仮想通貨を扱う専門家の間でも「今後の業界の発展には、ブロックチェーン技術に関する理解を深めることが必要不可欠である」との意見が数多く出ています。

ブロックチェーン関連の技術者や機関投資家の人々は、企業がブロックチェーン技術に関する知識を深め、これらの技術をうまく活用していくことを望んでいますが、実際にこれらの技術を導入している企業は今のところ限られており、世界的な大手企業などが進めているブロックチェーンプロジェクトが注目を集めています。

広い視野で考えると世界的には「ブロックチェーン技術を活用していく」という方針が強まっているため、今後はこれらの技術に関する教育が重要であることはほぼ間違いないと考えられますが、もし今後も理解が深く浸透せずに「技術が行き過ぎている」という状況が続くのであれば、以前から懸念されていた格差社会につながる可能性もあると考えられます。


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