投資家の「ビットコイン離れ」進む|金の需要増加、再び:Van Eck社調査

by BITTIMES   

ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格下落・低迷が続いている中で、仮想通貨投資家の多くが「金(ゴールド)」への投資に移行していることが報告されています。ビットコインETFでも注目を集めている資産運用会社Van Eck Associates(ヴァンエック・アソシエイツ)のCEOは最近行なった調査の結果、暗号資産に投資している人々の多くが「Gold」に関心を寄せ始めていることを明かしています。

こちらから読む:トレンド転換点は今年5月?「ビットコイン」関連ニュース

ビットコイン投資家の多くが「Gold」に移行中

米国の資産運用会社Van Eck Associates(ヴァンエック・アソシエイツ)のCEOであるJan Van Eck(ジャン・ヴァンエック)氏は、2019年1月26日に報じられた「CNBC」のインタビューの中で「ビットコイン投資家」の多くが金(ゴールド)投資へと移行していることを明らかにしました。

ヴァンエック氏は、2017年は「ビットコイン投資」に注目が集まったことによって「金」の需要がやや低下していたものの、2019年は再び「金」に対する関心が高まってきていると説明しています。

2017年はビットコインの影響で金の需要が引き下げられたと思います。

当社は4,000人のビットコイン投資家を対象に調査を行いましたが、興味深いことに彼らが2019年の投資先として選んでいるのは金でした。以前は金がビットコインに負けていましたが、現在その状況は逆転しています。

ヴァンエック氏がCEOを務めている「Van Eck Associates」は、
・GDX gold miners ETF(GDX)
・GDXJ junior gold miners ETF(GDXJ)
と呼ばれる2種類の「金ETF」を作成しています。

同氏は、これら2つの商品が「ここ2、3ヶ月の間で非常に良い動きを見せている」と語っており、これらが株式市場とは逆の動きを示していると語っています。ヴァンエック氏は、第4四半期中の「S&P500指数」が下落した日の大半は「GDX」が上昇していたと説明しており、このようなデカップリング(*1)が見られるため『分散投資家として金投資の血が騒ぐ』と語っています。
(*1)デカップリング:連動していたあるものと別のものが連動しなくなる現象に関して用いられる用語

「流動性の低下」が続くビットコイン

資産運用会社であるSeymour Asset Management(シーモア・アセット・マネジメント)の創設者であり、最高投資責任者でもあるTim Seymour(ティム・セイモア)氏は、現在のデジタル資産はかなり流動性を失っており、ビットコインが「価値の保存手段」として機能するかどうかを議論するには難しい状態になっていると語っています。

ビットコインは基本的なコモディティ(商品)としての流動性を全て失いました。現存するブロックチェーン技術に関する議論は別として、近年よく耳にする"価値の保存手段"という概念に関しては、非常に議論が難しい状態が続いています。

金は紛れもない"価値の保存手段"です。

ビットコインの価格は2017年に急激な上昇を遂げており、2017年1月時点で「1BTC=10万円」前後だった価格は、2017年12月に「1BTC=220万円」近くまで上昇しています。しかしその後1年間を通して下落が続いたため、2019年1月時点では金との関係性にも変化が現れており、ビットコインの価格は83%減、金の価格は2.5%増となっています。

Google検索数も激減「BTCの実用化」が鍵

ビットコインに対する関心が低下していることは「Google検索数の低下」にも現れており、昨年1月時点でピークを迎えた「ビットコイン」というキーワードの検索数は、その後激減していることがデータとして示されています。

Google検索における「ビットコイン」の検索数(画像:Google Trends)Google検索における「ビットコイン」の検索数(画像:Google Trends)

世間からの関心が薄れていることなどから、一部の専門家たちは「このような状況下でビットコインに投資するのは避けるべきだ」とも語っており、今後は「ビットコインを実用化していくことが鍵になる」といった考えも強まってきています。

天才数学者として知られるCharles Hoskinson(チャールズ・ホスキンソン)氏は『ビットコイン価格が2017年の最高値まで回復するためには11年ほどの期間がかかる可能性がある』とも語っており、今後は地道な積み重ねが重要となっていくことを説明していますが、ビットコインの研究開発は現在も着実に続けられており、Lightning Network(ライトニングネットワーク)の発展によって市場の回復にも繋がる可能性があるとも言われています。

「Lightning Network」の一般普及が進めば、ビットコインの実用性は大きく高まると言われているため、今後はこれらの技術開発や一般導入も重要となってくると考えられます。

2019年1月29日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格

ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は、約2ヶ月間に渡って横ばいの状態が続いていましたが、現在は再び下落する傾向が強まってきており、2019年1月29日時点では「1BTC=374,858円」で取引されています。

過去3ヶ月間の最安値は2018年12月15日頃に記録した「359,650円」となっています。

2018年10月31日〜2019年1月29日 BTCのチャート(引用:coingecko.com)2018年10月31日〜2019年1月29日 BTCのチャート(引用:coingecko.com)

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