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Weiss Ratings:CARDANO(ADA)本格的に稼働すれば「DAppsの王者」に


分散型アプリケーション(DApps)には現在も世界中で注目が集まっており、そのベースとして使用されているブロックチェーン・プロジェクトでは競い合いが続いています。CARDANO(カルダノ)プロジェクトは現時点では「DAppsランキング」には入っていないものの、米国の格付け機関である「Weiss Ratings」は、CARDANOのプラットフォームが本格的に稼働されれば「DAppsの王者」となる可能性があると語っています。

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分散型アプリケーションの「王者」は誰か?

分散型アプリケーション(DApps)の開発は現在も世界中で進められており、これまでにも様々アプリケーションがリリースされてきました。数年前まではイーサリアム(ETH)をベースとしたDAppsが主流となっていましたが、現在ではイオス(EOS)トロン(TRX)の勢いが急速に強まっており、DAppsランキングでもこれら2つの通貨をベースとしたアプリケーションが上位を占めています。

仮想通貨の格付けを多なっていることでも知られる「Weiss Ratings」は、2019年2月9日にこの現状を具体的な数字と共に説明し「EOSは紛れもない”DAppsの王者”だ」とツイートしました。


TOP50のDAppsのうち3つだけがイーサリアム上で動作しています。残りの26個はEOSをベースとしており、21個はTRONに基づいています。EOSは紛れもない「DAppsの王者」です。

このツイートに対して別のユーザーが「カルダノにはどのようなDAppsが立ち上げられているか?」と質問したのに対して、CARDANO(ADA)の発案者であるCharles Hoskinson(チャールズ・ホスキンソン)氏は、『その質問は”まだ完成していないホテル”に誰が宿泊しているかを尋ねるようなものだ』と説明しました。

CARDANO(ADA)のプラットフォームは大きな可能性を秘めていることで以前から話題になっており、早い段階から注目を集めていましたが、現時点ではまだ開発の途中段階にあります。この一連の投稿を受けた「Weiis Ratings」は、カルダノ(ADA)のプラットフォームが本格的に稼働すれば、EOSのように「DAppsの王者」になる可能性があるとコメントしています。


Cardanoはまだ完全にはローンチされていないため、使用率は低く、DAppsも稼働していません。しかし一度正式に立ち上げられれば、それらのプロトコルから素晴らしいものが生み出されると私たちは期待しています。おそらくEOSと同様に「ナンバーワンのDAppsプラットフォーム」となるでしょう。私たちはそれらを注意深く観察していますが、楽観的です。

CARDANO(ADA)に投資している人々の多くは、長期的的な視野でCARDANOプロジェクトの将来を見つめており、現在の価格下落もさほど気にはしていません。現在もCARDANOの技術に基づいた開発は、世界中で進められていることが報告されています。

カルダノの次のステップは「Shelley」となっており、“完全なる分散化”を目指した取り組みが進められています。慎重かつ着実にプロジェクトが進められているCARDANOは「Weiss Ratings」のコメントにもあるように「DAppsの王者」となる可能性を十分に秘めています。

2019年2月13日|カルダノエイダコイン(ADA)の価格

カルダノエイダコイン(CARDANO/ADA)の価格は、過去90日間に渡って4円前後での推移を続けており、2019年2月13日時点では「1ADA=4.63円」で取引されています。最近の最安値は2018年12月8日に記録した約3円となっています。

2018年11月15日〜2019年2月13日 ADAのチャート(引用:coingecko.com)