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公共交通機関への「ビットコイン決済導入」を再検討:ウクライナの首都キエフ


仮想通貨ビットコイン(Bitcoin/BTC)は、世界各国の公共交通機関で徐々に受け入れられ始めています。ウクライナの首都キエフでは、昨年の時点で一度却下されていたビットコイン決済の導入が再び再検討されていると伝えられています。

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ビットコイン決済導入の「メリット」を調査

キエフ市国家局(KCSA)は、現在キエフ市の公共交通機関でビットコイン決済を採用することを再検討していると報じられています。これはキエフの公共交通機関のインフラを改善するための取り組みの一環であり、現在は実際にビットコイン決済を採用した際には「どのようなメリットが得られるか?」についての話し合いが行われていると伝えられています。

「キエフ市の公共交通機関でビットコインを受け入れる」というアイデアは、2018年の時点から提案されていましたが、当時はビットコインを実用化するにはコストが高すぎるという問題があったため、それらのアイデアは一時的に放棄されていました。しかし現在はビットコイン価格も下落し、導入する際のコストも安く抑えることができるため、再検討が行われていると報じられています。

公共交通機関におけるビットコイン決済の導入は、2019年2月に発売された「キエフスマートカード」と呼ばれるプリペイドカードを通じて行われると伝えられています。このカードは市内のあらゆる公共交通機関にアクセスすることができるとされており、「地下鉄/バス/路面電車/タクシー/電車」などで使用できると説明されています。

「プリペイドカード」と「ビットコイン」の融合

世界各国の都市では、通勤のプロセスを簡素化するためにプリペイドカードを使用するのが一般的になりつつあり、一部の地域ではそれらのプリペイドカードにビットコイン(BTC)を組み合わせる取り組みが進められています。

アルゼンチンの都市では「SUBEトラベルカード」と呼ばれるカードでビットコインが受け入れられているということが今年の2月に報告されています。また先日は、日本でもJR東日本が発行している電子マネー「Suica(スイカ)」のチャージでビットコインを使用できるようにする計画があることが明らかになり話題となりました。

報道によると、キエフでは公共交通機関のすべてで単一の「ビットコインチケット」を導入する計画もあると伝えられています。これらの計画が承認され、実際に導入が始まれば、ウクライナにおけるビットコインと仮想通貨の評判は大きく高まると期待されます。

2019年4月2日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格

ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は順調に回復を続けており、現在は最近の最高値である46万円にまで上昇しています。2019年4月2日時点では「1BTC=465,982円」に達しているため、今後は大きな価格上昇が起こる可能性もあると考えられます。

2019年2月1日〜2019年4月2日 BTCのチャート(引用:coingecko.com)