仮想通貨投資を行う際には、数多く存在する暗号資産の中で「どのコインに投資すべきか」という点で多くの人々が悩みを抱えています。Twitterで9万人以上のフォロワーを持つ人気のアナリスト「DonAlt」氏は、自身のフォロワーに対して「アルトコインはどれくらいの割合で保有しているか?」のアンケートをとった上で、予想外の投票結果に対して警告を発しています。
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保有する仮想通貨のうち「アルトコイン」は何%?
9万人を超えるフォロワーを持つTwitterユーザー「DonAlt」氏が先日行なったアンケートでは、投票に参加した1万人超のTwitterユーザーの中の47%の人々が「保有する資産の60%以上がアルトコインである」と回答しています。
あなたのポートフォリオの中でアルトコインはどれくらいの割合を占めていますか?
23%:0-20%
13%:20-40%
17%:40-60%
47%:60-100%
この投票結果を見た「DonAlt」氏は予想外の結果に不安を感じていることを語り、資産の大半をアルトコインに変えている人々に対して注意するよう呼びかけています。
誰でも好きなものに投資できるとはいえ、60%以上の人々が自分の資本の40%以上を「アルトコイン」として保有しているという事実は私を不安にさせます。
私は今後数週間で「なぜそれが悪い考え方だと思うのか?」についての記事を書きます。
「DonAlt」氏は以前に「ビットコインの大幅な価格上昇が始まった時には、多くのアルトコインで暴落が始まる可能性がある」と語っているため、アルトコインに投資することをお勧めしてないのはこのような考えが元になっていると予想されます。
アルトコインの価格がこれからさらに下落する可能性があると語っている専門家は他にも多く存在しており、そのような人々は「インターネットバブル時に多くの企業が生き残ることができなかったように、仮想通貨バブルでも多くの企業やプロジェクトが失敗することになる」と考えています。
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初心者投資家に「おすすめの投資法」は?
仮想通貨アナリストである「Dane the Wave」氏が最近行なった別のアンケートでは『初心者の仮想通貨投資家に対して投資アドバイスをするとしたら何をお勧めするか?』という質問がなされています。
初心者が今後4年間に渡って仮想通貨に投資するお金を持っているとしましょう。あなたなら何をお勧めしますか?
26%:全てビットコイン
10%:全てアルトコイン
22%:30%をビットコイン、70%をアルトコイン
42%:70%をビットコイン、30%をアルトコイン
アンケート参加者の総数は少ないものの、この投票結果では68%の人々が「資産の半分以上をビットコインに投資することを勧める」と回答しています。
ポートフォリオの50%を「ビットコイン」にすべき理由
ビットコイン(BTC)は仮想通貨に投資する際の”入り口”となる仮想通貨でもあります。最近では、法定通貨で直接アルトコインを購入できる取引所も増えてきましたが、基本的に人々はビットコインを購入した後にそのビットコインでその他のアルトコインを購入します。
特に日本ではこの傾向が強いと言えるでしょう。「日本国内の取引所」は「海外の取引所」に比べると取り扱っているアルトコインの数が少ないため、日本で取り扱いのないアルトコインを購入しようとする人々は、最初にビットコインを購入してそのビットコインを海外の取引所に送金することによってその他のアルトコインを購入しています。
これはビットコインの価格上昇を招く一つの要因にもなります。また「初めて仮想通貨に投資する人々の多くが”最も広く知られているビットコインに投資する”」ということもビットコイン市場で”買い”が続く要因の一つであると言えるでしょう。このような複数の要因から、仮想通貨に投資する人々は仮想通貨市場で下落が続いている際に資産を比較的安定した状態で保つためにビットコインで保有する傾向も見られます。
アルトコインは一般的に「リスクが高い反面、報酬も高いトークン」であり、認知度は地域によって大きな差があります。投資を行う際にポートフォリオを多様化させることは重要ですが、保有するコインの60%以上をアルトコインとして保有することは危険であると言えるでしょう。
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