Amazon(アマゾン)で支払いを行う際にビットコイン(Bitcoin/BTC)などの仮想通貨を使用することができるブラウザ拡張機能「MOON(ムーン)」のLightning Network(ライトニングネットワーク)に対応したバージョンが、今週水曜日にGoogle Chromeのウェブストアで承認される予定であることが明らかになりました。
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仮想通貨決済プロバイダー「Moon(ムーン)」
仮想通貨決済プロバイダーである「Moon(ムーン)」は、
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム(Ethereum/ETH)
・ライトコイン(Litecoin/LTC)
・ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)
を使用して「Amazon.com」などのオンラインショップで支払いを行うことができるブラウザ拡張機能を提供しています。
同社は以前からLightning Network(ライトニングネットワーク)経由でも支払いを行うことができるようになる予定であることを公式サイトで発表していましたが、これまでは「Chromeウェブストアの承認待ち」とされていました。
しかし仮想通貨メディアである「Coindesk」は、このLightning Networkに対応したウォレットが今週水曜日にChromeウェブストアで承認される予定だと報告しています。
「ライトニングウォレット」を使用したBTC決済が可能に
報道によると、Moonの拡張機能はQRコードとライトニングの請求書がポップアップ表示されるようになっており、ユーザーは自分の好きなライトニングウォレットを使用して支払いを行うことができると説明されています。また、何らかの理由でQRコードを使用することができない場合にはコピーして貼り付けることもできるとも補足されています。
Moonのサービスは「ユーザーから受け取った仮想通貨を法定通貨に変換してAmazonに支払う仕組み」となっているため、Amazonが仮想通貨による支払いを直接受け入れているというわけではありませんが、MoonのCEOであるKenneth Kruger(ケネス・クルーガー)氏は『プラットフォームが直接ビットコイン決済を受け入れているかどうかに関わらず、ライトニングネットワークを経由した決済機能は2020年までにほぼ全てのEコマースサイトで利用できるようになる』と述べています。
また同氏は『MoonはVisaとMastercardのネットワークを統合しており、加盟店がクレジットカード取引を受けるたびに支払う交換手数料を削減している』とも説明しています。
Moonの公式サイトによると、現時点でMoonは「Amazon」のみにしか対応していないものの、今後は
・eBay
・Aliexpress
・Dominos
・Target
・Etsy
などにも対応していく予定だと報告されています。Moonの決済サービスがその他のオンラインショップでも利用できるようになれば、Lightning Networkを介したビットコイン決済はより多くの人々に利用されていくことになるでしょう。
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