ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格予想を度々語っていることでも知られるブロックチェーン企業「Civic(シビック)」の創業者Vinny Lingham(ヴィニー・リンガム)氏は、最近投稿されたツイートの中で「ビットコイン価格は約130万円のラインまで上昇する可能性ある」との考えを語りました。
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ビットコイン、次の抵抗線は「130万円」
世界的に有名な仮想通貨ジャーナリストでありながら、ブロックチェーン企業「Civic(シビック)」の創業者でもあるVinny Lingham(ヴィニー・リンガム)氏は、2019年5月31日のツイートでビットコイン(BTC)は現在も強気な状態を維持しているため、近いうちに10,000ドル(約108万円)を突破し、12,000ドル(約130万円)のラインをテストする可能性があると語りました。
同氏は、注目が集まっている「100万円」のラインを突破するとは考えているものの「12,000ドルのラインは非常に強い抵抗である」とも語っており、もし12,000ドルを超えることができなければ、ビットコインはしばらくの間「10,000ドル付近」で停滞することになると予想しています。
BTCの動きは積極的に見えます。近いうちにBTCは10,000ドルを突破し、12,000ドルをテストするかもしれません。
ですが12,000ドルは非常に重い抵抗レベルでもあるので、もし12,000ドルが拒否されるのであれば、しばらくの間は10,000ドル付近で落ち着くと予想されます。
新たなバブル到来にはまだ早い?
Lingham氏は以前に、ビットコイン価格が回復するためには「現実世界で実際にビットコインが使用されるようになる必要がある」と語っており、具体的な使用方法が見つかるまでは新たなバブルが訪れることはないと説明していました。
ここ最近では、アメリカの大手通信会社である「AT&T」がビットコイン決済の受け入れを発表しているほか、仮想通貨決済アプリ「SPEDN」のサービスを通じてStarbucks(スターバックス)やBaskin Robbins(バスキン・ロビンス)などの有名店でもビットコインが使用できるようになってきているため、ビットコインは実際に日常生活でも使用できる通貨になってきていると考えられます。
しかし、実際にビットコインを支払いに使用している人の数は非常に少ないのが現実であり、ブロックチェーン情報会社である「Chainalysis」のデータではビットコイン取引の80%ほどが仮想通貨取引所で行われていることも報告されているため、ビットコインは依然として”投機的な資産”であると考えられます。
そのため、もし実際にビットコインのバブルが「ビットコインの実用化」にかかっているのだとすれば、ビットコイン価格の大幅な上昇が起こるまでにはまだ時間がかかることになると考えられます。
ビットコイン価格が今後もさらに勢いを増して上昇していくとの予想も依然として多くみられていますが、その一方では「100万円付近で落ち着くことになる」との予想も増えてきており、「Galaxy Digital」のCEO兼創設者であるMichael Novogratz(マイケル・ノボグラッツ)氏は「ビットコインは7,000ドル〜10,000ドル(約76万円〜約108万円)付近で落ち着くだろう」と予想しています。
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2019年6月2日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は、先月27日に96万円近くまで上昇して以降は横ばいの状態が続いており、2019年6月2日時点では「1BTC=929,051円」で取引されています。
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