ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は、本日4日の午前8時頃から大幅に下落しており、1時間で「8%」のマイナスを記録しています。今回の下落に伴い、一部では「ビットコインは0円になる」との意見も再び注目を集めていますが、人気のトレーダーや専門家の人々は依然として強気な姿勢を維持しています。
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ビットコイン価格、1時間で「8%」下落
ビットコイン価格は本日4日の午前8時頃にわずか1時間で「8%」急落し、記事執筆時点で過去7日間の下落率は「9.40%」となっています。92万円〜85万円近くまで下落した後はやや回復したものの、その後は再び下落し始めており、記事執筆時点では「1BTC=85万円」前後で取引されています。
今回の価格下落によって、仮想通貨業界では自動車シェアサービス「Uber(ウーバー)」の初期投資家として知られるJason Calacanis(ジェイソン・カラカニス)氏が語った『ビットコイン価格は0〜500ドル(約0〜54,000円)になる』との予想などが再び注目を集めていますが、Twitterで人気のトレーダーやアナリスト達は依然として強気な姿勢を維持しています。
トレーダー・アナリストは「強気姿勢」を維持
Twitter(ツイッター)で人気の仮想通貨トレーダー兼アナリストである「fil₿fil₿(@filbfilb)」氏は、2019年6月2日のツイートでビットコインが先週の最高値である「8,800ドル(約95万円)」超えて終えようとしていたことをあげ「非常に良い兆候だ」と語っていました。
先週のBTC最高値「8,800ドル」を超えて終えようするブルズ…非常に良い兆候と言えるでしょう。
またTwitterで4万人近くのフォロワーを持つ仮想通貨トレーダーの「Josh Rager(@Josh_Rager)」氏は、「Super Guppy(*1)」とよばれる指標を用いた2012年から今までの期間にかけての週足チャートを引用し、弱気市場の終了を知らせています。
(*1)Super Guppy(スーパーグッピー):グッピー多重移動平均(GMMA)と呼ばれる「異なる期間の移動平均線(MA)の2つのグループ(短期・長期をそれぞれ6本づつ)を組み合わせることによって、トレンドの変化、ブレイクアウト、取引機会を識別する指標」を改良したもの。
ビットコイン価格はその後下落しているものの、人気のトレーダーたちは「このような下落は価格修正後の大幅な上昇のための燃料補給に役立つ」との考えを語っており、依然として強気な姿勢を維持しています。同氏は「仮想通貨市場は簡単に操作されるため、何かが起こる可能性はあるものの、1週間の動きで5,500ドル(約59万円)を下回らない限り、私は強気のままでいる」と語っています。
価格下落は「買い」のチャンス?
現在のビットコインを「依然として強気な、非常に良い状態」だと語る専門家は多く、BTC価格が2019年に1,000万円に達するとの意見も増加してきています。
世界的にも有名な金融・経済ジャーナリストであるMax Keiser(マックス・カイザー)氏もその中の一人であり、先月半ばに海外のニュースメディア「KITCO NEWS」に出演して際には、ビットコイン価格が2019年内に10万ドル(約1,080万円)に達するという以前の予想を再び語っています。
また「語られていた過去のビットコイン価格が的中している」として最近再び話題となったタイムトラベラーも「2019年のビットコイン価格は1,000万円ほどだった」ことを語っているため、この予言に期待している投資家もいるようです。
本日の価格下落は長期間に渡って続いていた価格上昇が終わりを迎えたタイミングでもあるため、しばらくは下落傾向が続く可能性があると予想されますが、多くの仮想通貨投資家はこれらの下落を「買いのチャンス」として捉えているようです。
なお、ここ数週間で語られていたBTC価格が下落した際に注意すべき価格帯は「60万円前後」となっています。
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