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仮想通貨プロジェクトLibraに「大手銀行関係者」を採用|規制の懸念に対処:Facebook


独自仮想通貨の開発プロジェクト「Libra(リブラ)」を進めていることで注目を集めているFacebook(フェイスブック)が、ヨーロッパの厳しい規制に対応できるようにするためにイギリスのスタンダードチャータード銀行(SCB)で広報責任者を務めているEdward Bowles(エドワード・ボウルズ)氏を「公共政策担当者」として雇用することが「Financial Times」の報道で明らかになりました。

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Facebook(フェイスブック)が開発を進めている独自の仮想通貨は、より価格の安定したステーブルコインであると伝えられており、効率的な支払い送金手段になるのではないか?と期待が高まっています。

しかし、その一方では規制に関する問題も残されているため、同社はすでに米国商品先物取引委員会(CFTC)と協議しており、独自通貨の発行について規制当局と話を進めているとも報じられています。またBBCの報告では、同社がイングランド銀行の総裁であるMark Carney(マーク・カーニー)氏からのアドバイスを求めているとも報じられています。

「Financial Times」の報道によると、Facebookはヨーロッパの規制当局による厳しい規制と監視の対象になることを見越して、政府機関に適切な主張を展開できるように、世界的な銀行金融グループであるスタンダードチャータード銀行(SCB)で広報責任者を務めているEdward Bowles(エドワード・ボウルズ)氏を雇用したと報告されています。

ボウルズ氏のLinkedInページには同氏がまだ「SCBの従業員」であることが記されていますが、報道では2019年9月に正式に入社し、ロンドンを拠点とする「公共政策担当者」に就任することになると伝えられています。

Facebookの仮想通貨プロジェクト「Libra(リブラ)」にはすでに非常に多くの大手企業が関わっていると報告されており、先日は現時点でコンソーシアムに参加しているという28社が記載されたリストも公開されています。