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イーサリアムが「Amazon」で使えるブラウザ拡張機能開発へ|仮想通貨決済企業CLIC


イーサリアム2.0の実装予定日が明らかになり、注目を集めている「Ethereum(ETH)」が、近い将来Amazon(アマゾン)での買い物にも使用できるようになるかもしれません。仮想通貨決済企業である「CLIC社」は、2019年6月14日に「AmazonでETH決済ができるブラウザ拡張機能」を開発していることを発表しました。

こちらから読む:2020年、ETHは”2.0″へ「イーサリアム」関連ニュース

「アマゾンでETH決済」を現実に|CLIC×Opporty

仮想通貨決済サービスを手がけている「CLIC社」は、2019年6月14日にブロックチェーンのB2Bプラットフォームを提供する「Opporty(オポーティ)社」と協力してAmazonでイーサリアム決済ができるブラウザ拡張機能を開発していることを発表しました。

イーサリアム(ETH)が1秒間に処理することができるトランザクション(取引)数はおよそ20件となっていますが、一般的な既存の金融システムで処理されている取引量に比べると”ETHの処理数は非常に少ない”ということが問題となっていました。具体的な例としては「Amazonは1秒間に300件の取引を処理している」と報告されています。

新しいブラウザ拡張機能の開発に取り組んでいる両社は、2018年3月にイーサリアムの共同設立者であるVitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)氏が発表した「Plasma Cash(プラズマ・キャッシュ)」と呼ばれる新技術を活用することによって、イーサリアムのトランザクション速度をVisa(ビザ)Mastercard(マスターカード)を超えるほどにまで加速させることができると説明しています。

またこの他にも「ERC-20トークン」や「ERC-721トークン」などといったイーサリアムの規格に基づいた仮想通貨にも対応していく予定だと伝えられています。

「CLIC」のCEOであるRoman Bond(ローマン・ボンド)氏は、公式発表の中で『eコマース市場への仮想通貨導入は、2つの次世代産業の融合である』と語っています。

オンラインショップで使える「便利な拡張機能」

ここ最近では、Amazonのようなオンラインショップで仮想通貨を気軽に利用できるようにするための拡張機能が続々と開発されてきています。

今年4月には仮想通貨決済企業である「MOON(ムーン)」がLightning Network(ライトニングネットワーク)を介したビットコイン決済を複数のオンラインショップで可能にする拡張機能を発表しており、5月にはオンラインショップで表示されている商品の価格を自動的に「リアルタイムのBTC価格」に換算して表示させることができる「Get Used to Bitcoin」などもリリースされています。

このようなサービスの開発が進み、実際に利用者が増えていくことになれば、Amazon自体が仮想通貨決済を正式に受け入れる日が訪れる可能性もあると言えるでしょう。

2019年6月17日|イーサリアム(Ethereum/ETH)の価格

イーサリアム(Ethereum/ETH)の価格は先日16日に30,000円近くまで上昇したものの、今のところ2万円台での推移を続けており、2019年6月17日時点では「1ETH=29,430円」で取引されています。

2018年6月10日〜2019年6月17日 ETHのチャート(引用:coingecko.com)

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