トロン財団は、ブロックチェーンプラットフォーム「Tron(トロン)」のメインネットが、近い将来「Odyssey 3.6」にアップグレードされることを2019年6月18日に発表しました。このアップグレードが実施されることによって、より多くの新機能がサポートされ、ネットワークの安定性やセキュリティもさらに向上されると説明されています。
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セキュリティ・安定性などがさらに向上
トロン財団(Tron Foundation)は、2019年6月18日に「Tron」のメインネットが”Odyssey 3.6″にアップグレードされることを発表しました。
新しいバージョンでは「create2/bitwise shifting/extcodehash」といったトロン仮想マシン(TVM)用の新しい命令が追加され、より多くの新機能がサポートされると説明されています。
また、分散型アプリケーション(DApps)の作成もより素早くできるようになり、ブロックチェーン上の悪意のあるデータからネットワークを保護するための機能なども提供され、ネットワークの安定性やセキュリティもさらに向上されるとのことです。
この他にも「TRONのパブリックチェーンは1秒間の1万件の取引を処理できる」ということも説明されており、無料アクセスと強力なインセンティブを提供することによって、ユーザーがエコシステムに関与する機会を最大化するとも説明されています。
イーサリアムが1秒間に処理できるトランザクション数(TPS)は「15〜25件」、ビットコインは「3〜6件」だと言われているため、TRONのネットワークは非常に高速であるということがわかります。
TRONのプラットフォームはゲーム関連のDApps開発で積極的に利用されており、DAppsのユーザー数も増加し続けていることが報告されています。ここ最近では、TRONに対する注目度も急速に高まってきていますが、今回発表されたアップグレードが実施されることによって、今後のさらなるユーザー拡大にも対応していくことができると期待されます。
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2019年6月19日|トロン(TRON/TRX)の価格
トロン(Tron/TRX)の価格は、今月2日に5円近くまで上昇しましたが、その後は停滞が続いており、2019年6月19日時点では「1TRX=3.63円」で取引されています。
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