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ビットコインのボラティリティ「2017年強気相場時」と同水準に


ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格はここ数週間で大きく下落しましたが、2018年の動きと比較すると徐々に活発化してきていることがわかります。仮想通貨に関するデータを分析している企業である「Skew」は、最近ビットコインのボラティリティが2017年の強気相場の時と同じ水準にまで近づいてきていることを報告しています。

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BTCのボラティリティ「125%」付近に到達

仮想通貨の先物取引やオプション取引に関するデータを分析している企業「Skew」は、2019年7月18日のツイートで以下の画像を掲載し、ビットコインのボラティリティが”2017年の強気相場”と同じ水準に戻ったこと報告しています。

(画像:skew公式Twitter

この画像上でボラティリティが最も高い水準に達している「2018年1月」は、ビットコイン価格が200万円付近で取引されていた時期であり、過去最高値を記録した数週間後でもあります。このピーク時のボラティリティは「150%」となっていますが、2019年7月現在のボラティリティは「125%」近くまで上昇しています。

ビットコインのボラティリティの高さは「決済通貨」としての機能性を損なう重大な要因の一つとして挙げられていますが、今のところビットコインは支払い手段としてではなく、価格変動を利用してお金を稼ぐための資産として扱われており、多くのビットコイン保有者はより高いボラティリティを求めています。

ビットコインは成長の初期段階?

ボラティリティの高さは必ずしも”問題点”として扱われているわけではなく、米国の仮想通貨投資会社「Morgan Creek Digital Assets」の共同設立者であるAnthony Pompliano(アンソニー・ポンプリアーノ)氏のような人物は、ビットコインのボラティリティはプラスであり、マイナスではないと語っています。


ビットコインのボラティリティはプラスであり、マイナスではありません。

私たちは安定した動きで世界の予備的な存在になるつもりはありません。

また、ブロックチェーン・プロジェクトへの投資を行なっている「Blockchain Capital」のパートナーであるSpencer Bogart(スペンサー・ボガート)氏も同様の意見を語っており、『ビットコインのボラティリティは需要の変動と相まった変わることのない副産物であり、ビットコインが定着して成長していくための初期段階であることを反映したものである』と語っています。

ビットコインのボラティリティは価格上昇が本格的に始まった今年3月頃から徐々に高まってきているため、現在のビットコイン市場は投資家にとって魅力的なものになってきていると考えられます。ボガート氏の述べているようにこのようなボラティリティが今後の成長を示す前触れであるとすれば、もうじきビットコイン市場はより活発な強気相場に向かう可能性があると考えられます。

2019年7月20日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格

ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は、先日19日に115万円まで回復したものの、その後は停滞が続いており、2019年7月20日時点では「1BTC=1,126,661円」で取引されています。

2019年7月6日〜2019年7月20日 BTCのチャート(引用:coingecko.com)

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