米国の市場調査会社「Fundstrat Global Advisors」のSam Doctor(サム・ドクター)氏は、仮想通貨取引プラットフォーム「Bakkt(バックト)」が今四半期(7月〜9月)にビットコイン先物を正式に立ち上げると予想するレポート2019年7月19日に公開しました。
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機関投資家多数「立ち上げ初日」から参加か
「Fundstrat Global Advisors」が作成したこのレポートは「Fundstrat Global Advisors」のチームが今月18日に開催された「Bakkt Digital Asset Summit」に出席した上でまとめたものであり、Bakktが22日から開始する”ビットコイン先物のテスト”を終えた後に9月までには実際にサービスを開始するだろうと予想されています。
「Fundstrat Global Advisors」は、バックトがビットコイン先物を開始することによって、多くの機関投資家が参入する可能性があると予想しており、サービス開始初日から参加する企業がすでに数多く存在しているようだと報告しています。
Bakktの立ち上げ1日目から参加する準備ができている採用企業が多数存在するようです。Bakktの営業チームは「ブローカー・マーケットメーカー・トレーディングデスク・流動性プロバイダー」などから確かな手応えを感じています。
規制当局も「需要の高まり」を確認
米国商品先物取引委員会(CFTC)のDawn Stump氏は、今回のイベントの中で「現在の仮想通貨は金融の安定性を脅かすものではない」と説明した上で、「規制当局は大衆からのビットコイン先物に対する需要の高まりを見ている」と語ったとされています。
また、仮想通貨投資会社「Blocktower(ブロックタワー)」の最高情報責任者であるAri Paul(アリ・ポール)氏は「キラーアプリやユーザーインターフェースが仮想通貨の安全性や信頼性を高め、PayPalと同じくらい使いやすいものになれば、小売での採用は進む」と述べており、機関投資家は仮想通貨を無視するべきではないと語っています。
Bakktは昨年から複数のサービスを提供するための準備を進めており、これらのサービスが多くの機関投資家を巻き込むことになり、仮想通貨業界はさらに成長すると期待されています。
最近では、同社が仮想通貨ウォレットアプリ「Bakkt Pay」の開発を進めるためにGoogle(グーグル)で重役を勤めていたChris Peterson(クリス・ピーターソン)氏を雇用したとも報告されているため、今後のサービス開始には期待が高まっています。
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