米議会上院の「銀行・住宅・都市委員会」が、2019年7月30日に「仮想通貨とブロックチェーンの規制枠組みを調査する公聴会」を開くことが明らかになりました。この公聴会には、仮想通貨規制の明確化を求めていた仮想通貨決済企業「Circle(サークル)」社のCEOであるJeremy Allaire(ジェレミー・アレール)氏など3名が出席することになっています。
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仮想通貨決済企業Circle社CEOなどが参加
米議会上院の「銀行・住宅・都市委員会」は、日本時間2019年7月30日に「仮想通貨とブロックチェーンの規制枠組みを調査する公聴会」を開くことを発表しました。
この公聴会には、
・ブロックチェーン協会代表:Jeremy Allaire氏
・議会調査局:Rebecca Nelson氏
・カルフォルニア大学アーバイン校の法学教授:Mehrsa Baradaran氏
の3名が専門家証人として参加する予定となっています。
仮想通貨決済企業「Circle(サークル)」社のCEOであるJeremy Allaire(ジェレミー・アレール)氏は、以前から”仮想通貨規制の不透明さ”を訴えていました。同氏が代表を勤めている「ブロックチェーン協会(Blockchain Association)」は、
・Circle(サークル)
・Coinbase(コインベース)
・Protocol Labs(プロトコルラボ)
・Polychain Capital(ポリチェーンキャピタル)
・Digital Currency Group(デジタル・カレンシー・グループ)
などの企業が昨年9月に結成した団体であり、ワシントンD.C議員へのロビー活動を行うことを目的としています。
米国規制に関する重要発言に注目集まる
「Circle社」と「Coinbase」は、ステーブルコインである「USDCoin(USDC)」を発行していますが、アレール氏は「米証券取引委員会(SEC)から仮想通貨の分類に関する具体的な指導が行われていないことがビジネスの障害になっている」と語っており、政府が正式な区分を示すことが重要であると指摘していました。
今回の公聴会で具体的にどのような内容の議論が行われるかについては明らかにされていないものの、米国では仮想通貨規制を明確化することを求める意見が数多く出ているため、今回の公聴会ではより具体的な発言が行われる可能性があると注目が集まっています。
公聴会は日本時間2019年7月30日23:00から以下のサイトでライブ配信されることになっています。
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