米国のオプション取引所である「LedgerX(レジャーX)」は、2019年7月31日に”米国初”となる現物受け渡しのビットコイン先物を立ち上げたことを発表しました。同社のCEOであるPaul Chou(ポール・チョウ)氏は、LedgerXはBTCを担保とする世界初の規制されたオプション取引所だと語っています。
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ビットコイン担保型の規制されたオプション取引所
LedgerX(レジャーX)は、先月25日に米国商品先物取引委員会(CFTC)から「現物受け渡しのビットコイン先物」を提供するための許可を受けていました。ビットコイン先物に関しては、仮想通貨取引プラットフォーム「Bakkt(バックト)」への注目が集まっていましたが、レジャーXが許可を受けたことによって「Bakktよりもサービス開始が早まるのではないか」と期待が高まっていました。
レジャーXのビットコイン先物は、同社のオプション取引プラットフォームである「OMNI(オムニ)」上で利用可能となっており、米国に居住していて米国政府から発行されている身分証明書で本人確認を行うことができれば、機関投資家・個人投資家共に利用できるようになっています。
またレジャーXは”ビットコインを担保にして先物契約を行うことができる”という特徴も持っており、同社のCEOであるPaul Chou(ポール・チョウ)氏は仮想通貨メディア「Coindesk」に対して『LedgerXは、顧客が先物契約の担保としてビットコインをデポジットすることができる世界初の規制されたオプション取引所だ』と語っています。
現金を担保にして取引を行う場合には、銀行などを仲介する必要があるため取引するまでに時間がかかる場合がありますが、ビットコインを担保とすることによって、銀行などの制限を受けることなく即座に取引を行うことができると説明されています。
また「Bakkt」と「LedgerX」の先物の違いとしては、「LedgerXではマージン取引ができないものの、Bakktではマージン取引を行うことができる」ということなども報じられています。LedgerXのサービスが立ち上げられたことによって、仮想通貨市場が活気付くことに期待されていますが、Bakktのビットコイン先物も7〜9月頃には正式に開始されるとも言われているため、Bakktの発表にも注目です。
2019年8月1日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格
ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は先月17日に99万円台まで下落して以降は横ばいとなっていましたが、30日頃からは徐々に回復し始めており、2019年8月1日時点では「1BTC=1,095,922円」で取引されています。
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