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BINANCE:本人確認画像「漏洩」に関する声明文を公開|情報提供者にはBTC報酬


仮想通貨取引所BINANCE(バイナンス)は、同取引所から「ユーザーの個人情報」を取得したと主張するハッカーに対して反論する文章を公開し、現在は”身元不明”となっているこのハッカーを特定した人に対して最大25BTC(約3,000万円)の報酬を支払うと発表しました。

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BINANCEの「本人確認画像?」が拡散

BINANCE(バイナンス)から「ユーザーの個人情報が流出した可能生がある」ということは、本日7日にメッセージアプリ「Telegram(テレグラム)」上でそれらのデータが拡散されたことによって急速に広まりました。

拡散されている画像は「BINANCEユーザーとみられる人々が自分自身のパスポートや運転免許証を持って撮影した画像」となっており、この画像が拡散されているテレグラムのチャンネルのメンバーはすでに1万人を突破しています。

これらの画像は今年5月にBINANCEから「7,000BTC(約44億円)」が流出した際に一緒に盗み出された可能性があると言われていますが、バイナンス側は『現時点でこれらのKYC(本人確認)画像がバイナンスから入手されたものだと示す証拠はない』として反論しており、これらの詳細に関しては現在調査中であるため「犯人の主張で恐怖に陥らないように」とアナウンスしています。

バイナンスが声明文を公開|情報提供者にはBTC報酬

一連の報道についてBINANCE側は「偽の”KYCリーク”に関する声明」というタイトルの声明文を公開し、今回の騒動に関して現時点で分かっていることを以下のように報告しています。

身元不明の個人が私たちを脅迫し、BINANCEのKYCデータと類似した10,000枚の写真と引き換えに300BTCを要求してきたことをお知らせします。私たちは現在、この経緯について正当性と関連性を調査しています。この脅迫行為に協力することを拒否した結果、この個人はデータを公衆及びメディアに配布し始めました。

何よりもまず始めに、このデータとシステムのデータを比較すると矛盾が生じます。これらの画像には、システムによって刻印された”デジタル透かし”が含まれておらず、現時点ではBINANCEからKYC画像が流出したこと示す証拠は提供されていません。しかしながら、当社のセキュリティチームはこれらの画像のソースを特定するために考えられるすべての要因を追求しています。

公開された画像の最初のレビューでは、それらはすべて2018年2月から日付がつけられているようです。その時点でBINANCEは大量のリクエストを処理し、本人確認を行うためにサードパーティベンダーと契約していました、詳細については現在サードパーティベンダーと調査中です。私たちは現在も調査を続けているため、最新情報は常にお伝えしていきます。

BINANCEは現在、この”身元不明の人物”を特定するための調査を行なっており「犯人特定に役立つ有力な情報を提供した人には最大25BTC(約3,000万円)の報酬を提供する」とも発表しています。

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2019年8月7日|Binance Coin(BNB)の価格

バイナンスコイン(Binance Coin/BNB)の価格は、今回の騒動後も安定して推移しており、2019年8月7日時点では「1BNB=2,931.89円」で取引されています。最近の最安値は、先月17日に記録した「2,668円」となっています。

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2019年7月8日〜2019年8月7日 BNBのチャート(画像:CoinMarketCap)