韓国大手インターネットサービス企業「Kakao(カカオ)」の子会社「GroundX(グラウンドエックス)」が立ち上げた独自ブロックチェーン「Klaytn(クレイトン)」が、DApps(分散型アプリケーション)の分析サイト「DApp.com」と提携した事が2019年8月29日に明らかになりました。この提携はクレイトン上のDAppsのより正確なユーザーアクティビティを分析するのに役立つとされています。
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DApp.comが「KlaytnのDApps」をサポート
韓国Kakao(カカオ)のブロックチェーン開発部門GroundX(グラウンドエックス)によって立ち上げられた、DApps(分散型アプリケーション)に特化したブロックチェーン・プラットフォーム「Klaytn(クレイトン)」が、DAppsストア・市場分析サイト「DApp.com」と提携した事が2019年8月29日に発表されました。
この提携はクレイトンのブロックチェーン上に構築されたDAppsのより正確なユーザーアクティビティを分析するのに役立つとされています。また「DApp.com」もクレイトンでリリースされるDAppsを独占的にサイトで紹介できるため今後、数百万人ほどユーザーが増加すると期待されています。
DApp.comのCEOを務めるKyle Lu(カイル・ルー)氏は「ブロックチェーン普及の問題はユーザーのオンボーディング(ユーザーが利用になれるまでのプロセス)だ」と指摘しており、「現在カカオは97%の市場シェアと5,000万人のユーザーを有する企業であるため、クレイトンはブロックチェーンの大衆の日常的な利用を実現することができる」と語っています。
なおDApp.comのサイトでは、すでに「Cosmochain・Hint Chain・Pibble・Antube」を含むクレイトンの技術を用いた8つのDAppsがサポートされています。
また今回の発表では、ルー氏がクレイトンの賞金100万ドルのBApp(ブロックチェーン・アプリケーション/Blockchain Application)コンペ「Klaytn Horizon」に審査員として参加する事も発表されています。
カカオと言えばメッセージアプリ「カカオトーク」が有名ですが、今後はTelegram(テレグラム)の「GRAM(グラム)」や、Facebook(フェイスブック)の「Libra(リブラ)」がローンチされる予定となっています。このような人気のSNSがブロックチェーンや仮想通貨の提供を開始することによって、これらの技術は私たちの生活に溶け込んでいくことになると予想されます。