インド最大の自動車メーカーである「Tata Motors(タタ・モーターズ)」が、内部システムへのブロックチェーン技術活用に向けて「Tata Motors AutoMobility Collaboration Network 2.0(TACNet 2.0)」と呼ばれるスタートアップ企業向けのプログラムを開始したことが「Business Insider」の報道で明らかになりました。
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パーツ認証・需要予測などにブロックチェーン活用へ
Tata Motors(タタ・モーターズ)は「Tata Motors AutoMobility Collaboration Network 2.0(TACNet 2.0)」と呼ばれるスタートアップ企業向けのプログラムを通じて、
・自動車
・駐車市場
・NLP(自然言語処理)チャットボット
・需要予測アルゴリズム
・燃料品質のリアルタイムモニタリング(BSVI)
・純正スペアパーツの認証
などの分野における、ブロックチェーン技術に対応したソリューションを開発することを目指しています。
同社の「電気自動車ビジネスおよび企業戦略部門」の代表者であるShailesh Chandra(シャイレッシュ・チャンドラ)氏は、次のように述べています。
現在、自動車のバリューチェーンに関連するほぼ全ての分野は、独自のイノベーションを推進する必要があります。私たちはインドの主要な自動車ブランドとして、市場・顧客及び当社が提供する分野により良いサービスを提供するために、常に革新を続ける必要があります。
不確実性とともにめまぐるしく変化する今の時代で、今回挙げたようなソリューションを開発するためには、社内のイニシアチブと外部パートナーが協力して推進していく必要があります。
Tata Motorsの傘下に属している有名な自動車メーカー「Jaguar Land Rover(ジャガー・ランドローバー)」は、既にブロックチェーンや仮想通貨の技術を活用し始めており、最近ではアイオータ(IOTA/MIOTA)の技術を活用した「スマートウォレット」と呼ばれる機能を車両に搭載し、ドライバーが走行中に取得したデータを共有することによって仮想通貨報酬を獲得することができる仕組みなどを発表しています。
今回発表されたプログラムが進めば、今後もより多くの魅力的な機能が発表されていくことになると期待されます。
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