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Calibraウォレットに「AIチャットボット」搭載か|Facebook、Servicefriendを買収


Facebook(フェイスブック)が、人工知能(AI)を活用したチャットボット開発のスタートアップ企業「Servicefriend(サービスフレンド)」を買収したことが明らかになりました。同社の技術は仮想通貨Libra(リブラ)のウォレットである「Calibra(カリブラ)」のカスタマーサービスで活用される可能性があると伝えられています。

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AIチャットボット開発者が「Calibraメンバー」に

Facebook(フェイスブック)が買収したとされる「Servicefriend(サービスフレンド)」は、人工知能(AI)を活用したメッセージアプリ用のチャットボットを開発しているイスラエルの企業であり、人間の知性・理解力・共感力を備えたより人間に近い自動返信サービスを開発しています。

「Servicefriend」は2015年にイスラエルのテルアビブでIdo Arad氏とShahar Ben Ami氏によって設立された企業ですが、両者の「LinkedIn」のプロフィールは最近更新され、仮想通貨Libraのウォレットである「Calibra(カリブラ)」の開発グループに参加したことが示されています。

Shahar Ben Ami氏のLinkedInページは現在削除されているものの、両者のページと同様に更新されたというDavid Saidon氏のプロフィールには「2019年9月からCalibraのソフトウェアエンジニアとして勤務していること」が記されており、Ido Arad氏の職務経験欄にも「2019年9月からCalibraのケアエクスペリエンスプログラムマネージャーとして勤務している」と書かれています。

Calibraのカスタマーサービスに活用か

Facebookはこの買収を通じてどのような取り組みを行っていくかを明らかにしていませんが「Servicefriend」が開発するチャットボットは、仮想通貨「Libra(リブラ)」のウォレットである「Calibra(カリブラ)」のカスタマーサービスで使用されると伝えられています。

Calibraは、仮想通貨Libraの支払いや受け取りを行うための金融サービスを提供する予定となっており、具体的には「連絡先への送金・請求書の支払い・Libraのチャージ・商品の購入」などに使用できるとされています。

Libraの開発に対しては複数の国から懸念の声が出ていますが、Libra協会の幹部であるBertrand Perez(バートランド・ペレス)氏は『Libraの立ち上げを”ホワイトペーパー公開から1年後”に設定したのは、これら全ての問題を解決するためだ』と述べており、『”2020年にLibraを発行する”という計画に変更はない』と語っています。

>>「David Saidon氏のLinkedInページ」はこちら
>>「Ido Arad氏のLinkedInページ」はこちら