世界最大のスーパーマーケットチェーンである「Walmart(ウォルマート)」が、ブロックチェーン技術を用いてエビのサプライチェーンを追跡するためのテストを行っていることがインドのメディア「LiveMint」の報道で明らかになりました。
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シーフードのトレーサビリティ管理に技術活用
Walmart(ウォルマート)はこれまでにもIBMのブロックチェーン技術を用いて商品のサプライチェーンを管理してきましたが、現在は同社が1983年に設立した会員制スーパーマーケット「Sam’s Club(サムズ・クラブ)」で取り扱うエビのサプライチェーンをブロックチェーンで追跡するためのテストを行なっていると伝えられています。
このテストはインドの「Sandhya Aqua」と協力して行われており、エビの追跡にはIBMが提供する「Food Trust(フード・トラスト)」と呼ばれるプラットフォームが使用されています。
「LiveMint」の報道によると、このプロジェクトはインド南東部にあるアーンドラ・プラデーシュ州で獲れたエビを「Sam’s Club」へと運ぶまでの過程をブロックチェーンで追跡するものとなっており、このようなプロジェクトはインド初の試みだと伝えられています。
アメリカ国立海洋研究所のJohn Connelly(ジョン・コネリー)会長は、シーフードのサプライチェーンは複雑で広範囲にわたるため、トレーサビリティの研究開発が非常に重要だと語っています。
世界で最も取引されている商品の1つであるシーフードのサプライチェーンは複雑で広範囲にわたるため、トレーサビリティプログラムのテストとさらなる開発が重要なステップとなります。
Walmartのような小売業界のリーダーがシーフードのブロックチェーンテストに参加することを非常に心強く思います。
Walmartはブロックチェーン関連のプロジェクトに積極的に取り組んでいる企業の一つとしても知られており、これまでにも店頭で取り扱うレタスのサプライチェーン管理に「Food Trust」を活用している他、ブロックチェーンベースの「ドローン通信システム」に関する特許なども出願しています。