仮想通貨取引プラットフォーム「Bakkt(バックト)」が、現在提供している「”現物決済”のビットコイン先物」だけでなく「”現金決済”のビットコイン先物」の提供に向けてシンガポール金融管理局(MAS)と協議を進めていることが明らかになりました。
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「現金決済ビットコイン先物」年末までに発売へ
Bakkt(バックト)のCOOであるAdam White(アダム・ホワイト)氏はCoindesk主催の大型カンファレンス「Invest: NYC」に登壇した際に、新しい「現金決済のビットコイン先物」を2019年末までに発売する計画であることを明らかにしました。
Coindeskの報道によると、現金決済のビットコイン先物はシンガポールにある「ICE Futures Singapore」で提供されると報じられており、ICE Futuresのグローバル市場に登録している機関投資家や大口投資家が利用できるようになると説明されています。またホワイト氏は『個人投資家も取引できるようになる』と語ったとも伝えられています。
ホワイト氏によると、この新製品は”顧客の需要に対応するためのもの”であり、「現物決済のビットコイン先物」によって提供されるデータに基づいているとされています。
「現金決済のビットコイン先物」は”年末までの発売”を目標にしているものの、事情に詳しい情報筋は「同社はまだシンガポール金融管理局(MAS)と協議中である」と語ったとも報じられています。
Bakktが今年9月に開始した「現物決済のビットコイン先物」は、サービス開始直後は期待されていたほどの取引量には達していなかったものの、ここ最近で急速に取引量を増やしているため、今後はさらに市場が活発化していくと期待されます。