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ブロックチェーンでアート作品を共同所有「STRAYM」正式にサービス開始


ブロックチェーン技術を活用したアート作品の分割所有プラットフォーム「STRAYM(ストレイム)」を運営している「SMADONA株式会社」は、2019年12月3日に同プラットフォーム上で「Banksy(バンクシー)」などの有名アーティストが手がける3作品の販売を開始したと発表しました。

こちらから読む:ペンタブ大手がBC技術活用「アート」関連ニュース

アートの分割所有プラットフォーム「STRAYM」

STRAYM(ストレイム)は、ブロックチェーン技術を用いた”アート作品の分散型所有プラットフォーム”であり、プラットフォームに参加している人々はアート作品を100円から売買することができるようになっています。また、トークンを100%購入すれば、現物の作品を受け取ることも可能です。

この仕組みはアート作品のオーナー権をトークン化することによって実現しており、トークン保有者はオーナーならではの特典を受けることもできるとされています。

世界的有名アーティストの「3作品」を販売

(画像:STRAYM公式サイトから)

今回の発表では、初回公開されていた
・Banksy(バンクシー)
・KAWS(カウズ)
・Wolfgang Tillmans(ヴォルフガング・ティルマンス)
の3作品が購入可能になったことが発表されています。なお、これらのアート作品も全て100円〜購入することができます。

Banksy(バンクシー)

Banksy(バンクシー)は「神出鬼没な仕掛けを用いたアート作品を手がける”覆面アーティスト”」として知られており、2018年にオークションにかけられた同氏の作品「風船と少女」が約1億5,000万円で落札された直後に額縁に仕込まれたシュレッダーで裁断されたニュースは世界中で話題となりました。

KAWS(カウズ)

KAWS(カウズ)は「ストリートカルチャーを超越して美術史を塗り替えた現代アーティスト」として知られています。両目が「XX」になったキャラクターを描く同氏の作品は、今や世界中の様々な美術館に展示されており、2019年に開催されたオークションでは、予想価格の約20倍である「約16億4,700万円」の落札価格がつけられています。

Wolfgang Tillmans(ヴォルフガング・ティルマンス)

Wolfgang Tillmans(ヴォルフガング・ティルマンス)は、「現代欧州の最も重要な写真家の一人」として知られています。自身を取り巻く環境の日常的な光景をとらえた写真をテーマに撮り始めた同氏は、1990年代初頭にロンドンに移住した後に「i-D」や「THE FACE」などのカルチャー誌で写真作品を発表し大きな注目を集めました。2000年には現代美術における最も重要な賞のひとつとして知られる「ターナー賞(英国)」を受賞しています。

今回出品された作品の中には「STRAYM」でしか入手することができない貴重な1点ものの作品も含まれているため、興味のある方は公式サイトを確認してみると良いでしょう。

>>「STRAYM」の公式サイトはこちら