仮想通貨取引プラットフォーム「Bakkt(バックト)」は、2019年12月9日にビットコイン(Bitcoin/BTC)の「オプション取引」と「現金決済先物取引」を正式に立ち上げたことを発表しました。
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ビットコイン関連の取引サービスを拡大
Bakkt(バックト)がこれまで提供していたビットコイン先物取引サービスは、投資家が先物の指定受渡日に”ビットコイン現物”を受け取ることができる「現物受け渡し」の先物取引でしたが、今回立ち上げられたのは指定受渡日に”現金”を受け取ることができる「現金受け渡し」の先物取引となります。
「現金受け渡しのビットコイン先物取引」は、これまでにも「シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)」などが取り扱っていました。現金決済ビットコイン先物は、以前から報告されていた通りシンガポールにある「ICE Futures Singapore」で提供されることになります。
一方「ビットコイン・オプション取引」は、すでに提供されていた”現物決済ビットコイン先物取引”と同様に「ICE Futures U.S.」で提供されます。なお、このBTCオプション取引は米商品先物取引委員会(CFTC)が規制する初めての現物決済ビットコインに準拠したオプション取引になります。
OKExやCMEも「BTCオプション取引開始」を予定
「ビットコイン先物取引」や「ビットコイン・オプション取引」を提供する企業はここ最近で急速に増加してきており、「シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)」や「OKEx(オーケーイーエックス)」もBTCオプション取引を開始する予定であることを明らかにしています。
CMEのBTCオプション取引は「2020年1月13日に開始される予定」となっており、OKExのBTCオプション取引は「2019年12月27日から開始される予定」となっています。OKExはプレスリリースで「C2C・スポット取引・先物・永久スワップ・オプション取引を一つのプラットフォーム上で提供する最初の仮想通貨取引所になる」と説明しています。
BTCオプション取引はすでに「Bakkt・Deribit・Binance JEX・LedgerX」が提供しており、今後は「OKEx・CME・Bitfinex」がこれに加わることになるため、今後はさらに競争が激化していくことになると予想されます。
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