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Cardano:テストネット用「報酬ウォレット」公開【ステーキングの委任・参加方法】


カルダノ(Cardano/ADA)プロジェクトの開発部門である「IOHK」は、2019年12月17日に”インセンティブ付きテストネット”の「報酬ウォレット」をリリースしたことを発表しました。今回リリースされた「報酬機能搭載版ウォレット」をダウンロードすることによって、ADA保有者はステーキングのテストに参加することができます。

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インセンティブ付きテストネット「報酬ウォレット」を公開

IOHKは2019年12月17日に”インセンティブ付きテストネット”の「報酬ウォレット」をリリースしたことを発表しました。


Shelleyインセンティブ付きテストネット用の「ダイダロス報酬ウォレット」がダウンロードできるようになりました。プールを選択してステークを委任し、実際に利用できるADA報酬を獲得してください。

今回正式にインセンティブ付きテストネット用の報酬ウォレットがリリースされたことによって、2019年11月29日のスナップショット時に「ADA」を保有していた人々はテストネットに参加することができるようになります。

このテストネットでは、スナップショット時のADA保有量に基づいて発行された”テスト用のADA”が使用されるため、メインネットで保有している”本物のADA”が影響を受けることはありません。

“テスト用のADA”をメインネットで使用することはできないものの、今回のテストでステーキングに参加して報酬として獲得したADAは、後日メインネットに移動して実際に利用することができるため、今回のテストはADA保有者にとって魅力的なものとなっています。

ステーキングの参加・委任方法

報酬ウォレットをダウンロード・インストールする

ステーキングのテストに参加するためには、今回リリースされた「テストネット用の報酬ウォレット」をダウンロードする必要があります。このウォレットは「staking.cardano.org」からダウンロードすることができます。(リンクは記事最後に記載)

公式サイトから報酬ウォレットのインストーラーをダウンロードしたら、通常通りの手順で報酬ウォレットをインストールします。インストール完了後に報酬ウォレットを起動すると、使用言語と各書式(数値・日付・時間)を選択する画面が表示されるため、好みの設定に変更して「次」をクリックします。

次に「利用規約」が表示されるため、内容を確認してチェックを入れたら「次」をクリックします。

ウォレットを復元する

報酬ウォレットが無事に起動したら、初めに「ウォレットの復元」を行う必要があります。この復元作業には2019年11月29日にスナップショットが撮影された「メインで使用しているウォレットの復元コード(リカバリーフレーズ)」が必要です。

「復元」をクリックすると以下の画面が表示されるので、
・復元するウォレット名
・12単語の復元フレーズ(リカバリーフレーズ)
・送信時パスワード
をそれぞれ入力して「ウォレット復元」をクリックしましょう。ここで入力する情報は非常に重要なものであるため、他人に見られることがないよう十分注意しましょう。

ウォレットの復元が完了すると管理画面に「復元したウォレット」と「スナップショットで取得された残高」が表示されます。この画面が表示されれば「ウォレットの復元」は完了です。

報酬ウォレットを作成する

ウォレットの復元が完了すると、管理画面上部に「報酬ウォレットの作成」を求める通知が表示されるため、指示に従って「報酬ウォレット」を作成しましょう。画面上部に表示されている「報酬ウォレットの作成」をクリックしてください。

「報酬ウォレットの作成」画面では「ウォレット名」と「送信パスワード」の入力が求められるため、それぞれ入力して「報酬ウォレットを作成する」をクリックします。この「送信パスワード」も後で必要になるため、他人に見られることのないように記録して、大切に保管しましょう。

「報酬ウォレットを作成する」をクリックすると、”報酬ウォレット”を復元するために必要となる「15単語の復元フレーズ」が表示されるため、この復元フレーズも他人に見られることがないように注意しながら紙に書き留めて大切に保管しましょう。

復元フレーズが表示される前には注意事項が表示されるため、内容をよく確認してチェックボックスにチェックを入れて「次」をクリックします。

「復元フレーズ」はそれぞれの単語の”順番”が重要であるため、表示されている順番通りにしっかりと記録するようにしましょう。記録し終わったら「はい、書き留めました。」をクリックして次に進みます。

「はい、書き留めました。」をクリックすると、先ほど記録した”15単語の復元フレーズ”が順不同と画面に表示されます。この単語を正しい順番通りに選択して、画面上部に入力された”15単語の復元フレーズ”が間違っていないことが確認できたら「確認」をクリックします。

すると、もう一度「15単語の復元フレーズ」が画面上に表示され「3つのチェックボックス」と「文章」が表示されるため、内容を確認してチェックボックスにチェックを入れ、「確認」をクリックします。

ここまでの手順が完了すると「報酬ウォレットの作成」は完了となります。この手順を完了すると、ウォレット管理画面には2つのウォレットが表示されます。

テストネット用ADAを移動する

ステーキングを開始するためには「復元したウォレット」から「報酬ウォレット」へと”テストネット用ADA”を移動する必要があります。報酬ウォレットの作成が完了すると、管理画面上部に「テストネット用ADAの移動」を求める通知が表示されるため、「テストネット用ADAを移動」をクリックして次に進みましょう。

「テストネット用ADAを移動」をクリックすると、「送金元残高ウォレット」と「入金先報酬ウォレット」を選択する画面が表示されます。内容を確認して間違いがなければ「続ける」をクリックします。

「続ける」をクリックすると、送金する金額と手数料が表示されるため、内容を確認して間違いがなければ「送金パスワード」を入力し、「資金を移す」をクリックしましょう。ここで入力する「送金パスワード」とは、最初に復元したウォレットの送金パスワードのことを指します。

「資金を移す」をクリックすると送金が行われるため、ウォレットの管理画面で送金が完了したかどうかを確認しましょう。基本的に送金は数分ほどで完了します。送金が無事に完了すると「復元したウォレット」に保管されていたテストネット用ADAが「報酬ウォレット」に移動したことを管理画面上で確認できるはずです。

ここまでで「テストネット用ADAの移動」は完了となります。

委任してステーキングに参加する

「報酬ウォレット」にテストネット用ADAを移動すると、ステーキング管理画面でステークプールに委任することができるようになります。ウォレット管理画面の左側に表示されているボタンをクリックすることによって「ステーキング管理画面」に移動することができます。

「ステーキング管理画面」に表示されている「ステークプール」のタブを選択すると、委任先となるステークプールの一覧を表示させることができます。ここに表示されているステークプールは国内外全てのステークプールであり、それぞれをクリックすることによって「公式サイト・ランク・マージン・コスト・パフォーマンス」などの情報を確認することができます。

委任にかかる手数料やコストなどは、ステークプールによって違いがあるため、委任先を選ぶ際にはコストなども考慮しながら選択するようにしましょう。このリストの中には「IOHKの公式ステークプール」なども複数存在しているため、信頼できるプールを調べつつ、満足できる報酬を得られるプールを選択しましょう。

「このプールに委任する」をクリックすると、ウォレットを委任する3つのステップが表示されるため「続ける」をクリックします。

「ウォレットを委任する」のページが表示されるため、10ADA以上の資金が入っている「報酬ウォレット」を選択して「続ける」をクリックします。

自分が選択したステークプールが表示されるため、間違いがなければ「続ける」をクリックします。

「委任を確認する」の画面では「送金パスワード」の入力が求められるため”報酬ウォレットの送金パスワード”を入力して「確認」をクリックします。

ここまでの手順が終われば「委任」は完了となります。「委任センター」タブをクリックすると、実際に委任できているかどうかを確認することができるため、委任センターで実際に委任できているかどうかを確認しましょう。

「委任センター」の画面右下に「委任中」と表示されていれば委任は完了となります。

>>「報酬機能搭載版ウォレット」のダウンロードはこちら

2019年12月17日|カルダノエイダコイン(ADA)の価格

カルダノエイダコイン(Cardano/ADA)の価格は、本日の大幅な下落によって先月25日の安値に迫ってきており、2019年12月17日時点では「1ADA=3.73円」で取引されています

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2019年11月17日〜2019年12月17日 ADAのチャート(引用:coingecko.com)