米国の仮想通貨取引所「ErisX(エリスX)」は、2019年12月17日にビットコイン(Bitcoin/BTC)の現物決済先物の公開を発表しました。先日の報道では”アルトコインの先物取引”も提供予定であるとして期待が高まっていましたが、今回はBTC先物のみの発表となりました。
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アルトコイン先物は公開されず
ErisX(エリスX)は、2019年12月17日に「ビットコイン現物決済先物取引の公開」を正式に発表しました。先日の報道では、投資家やグループ企業向けの通達として報道されていましたが、今回は一般向けに公開したプレスリリースで発表されています。
同社は今年10月に
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム(Ethereum/ETH)
・ライトコイン(Litecoin/LTC)
・ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)
の先物取引を提供する予定であることを明らかにしていたため、先日の報道ではこれら4銘柄に対応した先物取引に期待が高まっていましたが、正式に公開されたのはBTCのみとなりました。
アルトコインの先物取引が含まれていない理由は明らかにされていませんが、業界では米国商品先物取引委員会(CFTC)からの許可が得られなかった可能性があると考えられています。
ErisX「ビットコイン現物先物取引」の概要
ErisXの仮想通貨先物取引は、取引所のデジタル資産スポット市場と一緒に提供されます。先物取引業者(FCM)やブローカーを介した取引は2020年から利用できるようになるとのことです。また、ビットコイン現物のカストディ(保管)は自社のカストディシステムを通じて管理すると伝えられています。
ErisXが公開したビットコイン現物先物の詳細は以下のような内容となっています。
契約シンボル:BTC
上場取引所:ErisX
契約のサイズ:0.1BTC
契約期限:月間および四半期
最終取引日:月間-契約月の最終金曜日
ポジションリミット:20万コントラクト
仮想通貨の先物取引を提供する企業はこの1年間で急速に増加してきているため、2020年には競争がさらに激化していくことになると予想されます。
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