米国の大手仮想通貨取引所「Coinbase(コインベース)」が、昨年4月に買収を発表した有料メッセージサービス「Earn.com」の開発を段階的に中止し、同社が提供している仮想通貨教育プログラム「Coinbase Earn」に注力していく方針であることが「The Block」の報道で明らかになりました。
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「Coinbase Earn」のサービス開発を加速
Coinbase(コインベース)が昨年買収した「Earn.com」は、電子メールに返信したり、アンケートに回答したりすることによって仮想通貨報酬を受け取ることができる有料電子メールサービスの開発企業であり、同社の最高経営責任者(CEO)であったBalaji Srinivasan(バラジ・スリニバサン)氏は、買収後Coinbaseの最高技術責任者(CTO)に任命されていました。
コインベースはこの「Earn.com」をベースにした学習プラットフォーム「Coinbase Earn」を昨年12月に発表し、サービスを提供していましたが、今回の報道では「Earn.com」のサービス開発を段階的に中止し、「Coinbase Earn」のサービスのみに注力していく方針であることが明らかにされています。
「Coinbase Earn」は、仮想通貨やブロックチェーンに関する理解を深めることを目的とした学習プラットフォームとなっており、参加者は様々な有識者が提供する動画講座を視聴して仮想通貨などに関連するクイズに回答し、正解することでCoinbaseウォレットで仮想通貨を受け取ることができる仕組みとなっています。
このサービスは、
・イオス(EOS/EOS)
・ジーキャッシュ(Zcash/ZEC)
・ステラルーメン(Stellar Lumens/XLM)
・ベーシック・アテンション・トークン(Basic Attention Token/BAT)
などといった複数の仮想通貨に対応しており、
・EOSとは何か?
・Basic Attention Tokenの仕組み
などといった様々なステップを完了することによって、その通貨に対応する仮想通貨を報酬として受け取ることができるものとなっています。
「Coinbase Earn」はすでに世界115カ国以上、100万人以上の人々に利用されていますが、今後はさらに多くの利用者が参加することになると期待されます。なお、すでに「Earn.com」のサービスを利用しているユーザーは、2020年2月22日までに残高を引き出す必要があるとされてます。
>>「The Block」の報道はこちら
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