トロン財団(Tron Foundation)は2020年2月15日に、ブロックチェーンベースのソーシャルメディア・ブログプラットフォームである「Steemit(スティーミット)」との戦略的パートナーシップを発表しました。これにより、SteemitはTronブロックチェーンに統合されることになります。
こちらから読む:仮想通貨対応プリカ”Bitsa”がTRXに対応「Tron/TRX」関連ニュース
分散型SNS「Steemit」TRONブロックチェーンへと移行
Tron財団がパートナーシップを結んだ「Steemit(スティーミット)」は、スチーム(Steem/STEEM)のブロックチェーン上に構築されたソーシャルメディア・ブログプラットフォームであり、”仮想通貨を稼げるSNS”として知られていました。TRONとSteemitの開発チームはすでに共同作業に取り組んでおり「SteemitやSteemブロックチェーンを基盤としたDAppsをTRONブロックチェーンに移行するための取り組みを行なっている」と伝えられています。
Steemブロックチェーン上に構築された分散型アプリケーション(DApps)はすでに100万人以上の人々に利用されているため、Steem関連のDAppsがTRONブロックチェーンに移行することによって、Tronのコミュニティはさらに拡大することになると期待されます。
Tron財団の公式発表では、Steemブロックチェーンを基盤としたDAppsの例として、
・YouTubeのような動画配信サービス「D.Tube」
・InstagramのようなSNSサービス「APPICS」
・フィットネス関連のDApp「Actifit」
などが挙げられています。
なお今回の件についてトロン財団は『Steemitと戦略的パートナーシップを結んだ」と発表していますが、Steemitの共同設立者であるNed Scptt氏はTwiiterで『SteemitをTronのJustin Sun(ジャスティン・サン)氏に”売却”した』と報告しています。
ここ最近ではTronブロックチェーンに移行するブロックチェーンプロジェクトが増えてきており、先月末にはブロックチェーンベースのコンテンツ共有プラットフォームである「Dlive」もTRONブロックチェーンに移行することを発表しています。今後もブロックチェーン関連プロジェクトがTRONブロックチェーンに移行する動きが続けば、TRONのネットワークがさらに拡大していくことになると予想されます。
2020年2月15日|トロン(TRON/TRX)の価格
トロン(TRON/TRX)の価格は昨年12月に1.35円付近まで下落したものの、その後は順調に回復を続けており、2020年2月15日時点では「1TRX=2.80円」まで回復しています。
TRXを購入することができる仮想通貨取引所BINANCE(バイナンス)の登録方法はこちら