米国の仮想通貨取引所「CoinZoom(コインズーム)」は、2020年3月18日に仮想通貨決済に対応したVisaデビットカード「CoinZoom Visa Card」を発表しました。このカードは米国内でも利用することができるため、仮想通貨対応のVisaカードを発行している「Coinbase(コインベース)」のライバルになる可能性があるとして注目されています。
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5,300万以上のVisa加盟店で「仮想通貨決済」
アメリカ・ユタ州に本拠地を構える仮想通貨取引所「CoinZoom(コインズーム)」は、2020年3月18日に仮想通貨決済に対応したVisaデビットカード「CoinZoom Visa Card」を正式に立ち上げたと発表しました。同社は米国内で送金事業者としてのライセンスを取得し、オーストラリアで仮想通貨交換業者のライセンスを取得しています。
「CoinZoom Visa Card」は取引所の仮想通貨ウォレットに紐付けられているため、利用者は取引所で保有している仮想通貨を使用して世界中にある5,300万以上のVisa加盟店支払いを行うことができます。支払われた仮想通貨は素早く法定通貨に変換した上で店舗側に支払われるため、ユーザーは仮想通貨で支払い、店舗側は法定通貨で支払いを受けることができます。
カード利用者はあらかじめ支払い時に利用する仮想通貨のウォレットを指定することができるようになっているため、
・米ドル(USD)
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム(Ethereum/ETH)
・エックスアールピー(XRP/XRP)
・ライトコイン(Litecoin/LTC)
・その他アルトコイン
などから自由に選択して支払いを行うことができると説明されています。
また「CoinZoom Visa Card」で支払いを行なったユーザーは1回の支払いに付き「最大5%のキャッシュバック」も受けることができるため、仮想通貨決済の促進にも繋がると期待されます。
仮想通貨決済に対応したVisaデビットカードは米国の大手仮想通貨取引所「Coinbase(コインベース)」からも発行されていますが、コインベースカードは現時点で米国では利用できないため、米国内(一部地域の除く)で利用可能な「CoinZoom Visa Card」はコインベースのライバルになる可能性があるとして注目されています。