ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格は先日23日に「連邦準備理事会(FRB)」が量的緩和を無制限とすることを決定して以降徐々に回復してきており、現在は前回の抵抗線となっていた76万円の目前まで回復しています。このラインを突破することができれば80万円台への上昇にもつながると予想されるため今後の動きには注目です。
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ビットコイン価格「75万円」まで回復
アメリカ中央銀行制度の最高意思決定機関である「連邦準備理事会(FRB)」は、先日23日に臨時の米連邦公開市場委員会(FOMC)を開催し、量的緩和を当面の間無制限とする緊急措置を決定しました。この発表が行われた直後にビットコイン価格はわずか1時間ほどで65万円から73万円付近まで急騰しました。
その後は68万円付近まで下落していたものの、現在は再び回復傾向が見られ始めており、記事執筆時点では「1BTC=75万円」まで回復しています。今月20日の上昇時には76万円付近が抵抗線となっていたため、このラインと突破することができれば、ビットコイン価格は80万円〜85万円付近まで回復できると期待されます。
安全資産としての期待高まる
仮想通貨業界では先日からの上昇要因について、今回決定された無期限の量的暖和政策が”通貨価値の減少”に繋がる可能性があるため、そのようなことに対する懸念から一部の資金がビットコインなどの仮想通貨に流れたと考えられています。
また仮想通貨業界では、アメリカ・ミネアポリス連邦準備銀行のNeel Kashkari(ニール・カシュカリ)総裁が新型コロナウイルスによる経済不安を和らげるために『あなたのATM・銀行は安全です。金融システムには十分な現金があり、FRBには無限の現金があります』と語ったことに対しても批判的な意見が多数でており、「無限の供給量を持つ米ドル」と「発行上限が2,100万枚に決められたビットコイン」を比較して”米ドルの価値”を疑問視する投稿がSNS上に多数投稿されているため、これらのことを踏まえてビットコイン買いの兆候が強まっているとも考えられます。
「供給・需要・価格」の関係について聞いたことはありますか?供給量が無限だった場合、価格はどうなるでしょう?
ビットコイン価格は今月13日に重要視されていた70万円付近のサポートラインを下回り、一時的に40万円台まで急落したため、今後のさらなる下落を予想意見も多数でていましたが、現在は伝統的な金融市場とは相関性のない動きの兆候も見られ始めているため、緊急事態が発生した場合に資産を保護図るための「安全資産」として機能することを期待する意見も多く見られ始めています。
下落の可能性は依然として残されているものの、今後の動きを判断するためにもビットコインが76万円のラインと突破できるかどうかには注目が集まります。
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