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ロシア警察「仮想通貨の違法マイニング」で容疑者を拘束


ロシアの警察が仮想通貨のマイニングを行うために毎月約1,500万ルーブル(約2,000万円)相当の電力を盗んでいた仮想通貨マイナーを拘束したことが「ロシア内務省」の報告で明らかになりました。

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仮想通貨マイニングで「電力消費量を改竄」

ロシア内務省が2020年3月27日に発表した内容によると、ロシア警察は仮想通貨をマイニングするために毎月約1,500万ルーブル(約2,000万円)相当の電力を盗んでいたサンクトペテルブルクの容疑者を9人の共犯者とともに拘束したと伝えられています。

容疑者たちは、仮想通貨のマイニングファームを構築するために旧養鶏場の廃屋・娯楽施設・住居などといった合計8つの異なる施設でマイニングマシンを設置し、電力を盗み出すための違法な接続機器などを導入していたとされています。

調査によって押収されたものの中には「1,500個のマイニング機器、200万ルーブル(約274万円)、電力消費量を改竄するように改造された電力メーター、違法行為の証拠となるスマートフォン」などが含まれているとのことです。

なお、容疑者らが稼働させていたマイニングファームで採掘された仮想通貨は、ロシア国外の仮想通貨取引所へと送金された後に現金化されたと報告されています。

ロシアでは過去にも「仮想通貨の違法マイニング」に関するニュースが報告されており、昨年12月には政府機関のコンピュータにマルウェアを侵入させて違法マイニングが行われていたことも報告されています。

>>「ロシア内務省」の発表はこちら