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Cardanoブロックチェーン基盤の追跡ソリューション「EMURGOトレーサビリティ」公開


カルダノ(Cardano/ADA)の公式商業化部門である「EMURGO(エマーゴ)」は2020年3月31日に、Cardanoが研究を主導しているブロックチェーンを用いたエンタープライズ向けのトレーサビリティソリューション「EMURGOトレーサビリティ」のローンチを発表しました。

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企業向けソリューション「EMURGOトレーサビリティ」

EMURGO Indonesia(エマーゴ・インドネシア)がローンチした「EMURGOトレーサビリティ」は、Cardanoが研究を主導するブロックチェーン技術を活用することによって、既存のサプライチェーンのトレーサビリティ水準を刷新し、サプライチェーンの利害関係者や消費者に付加価値をもたらすエンタープライズ向けのソリューションとなっています。

このソリューションを利用することによって、各種商品の利害関係者間で購入価格を可視化し、蓄積される個人情報の透明性を確保できると期待されています。

EMURGOトレーサビリティは、EMURGOのエンタープライズチームが開発した初のブロックチェーン基盤ソリューションであり、EMURGOトレーサビリティ活用に向けた取り組みとして、環境に配慮したインドネシアのコーヒーブランド「Blue Korintji Coffee(ブルーコリンジコーヒー)」との提携も発表されています。

コーヒーブランド「Blue Korintji Coffee」で導入

Blue Korintji Coffee(ブルーコリンジコーヒー)は、2020年4月5日から「EMURGOトレーサビリティ」を運用し始めるため、同社のコーヒーを購入する消費者の人々はジャカルタ市内に存在する「Blue Korintji CoffeeのBintaro店」で提示されたQRコードをスキャンするだけで、提供されるコーヒー豆の産地情報などを確認することができるようになると伝えられています。

EMURGOの報告によると、コーヒー豆のサプライチェーン業界やリソースを潤沢に持たない事業者は「曖昧な会計基準」や「原産地の証明」などに苦労しており、不正の横行や消費者からの不信感を招く結果になっているとされています。

フェアトレード製品のライセンス発行およびフェアトレード製品の普及に取り組んでいる独立推進機関「フェアトレード財団」は、コーヒー豆は生産者・業者・プロセッサー・輸出業者・ロースター・小売業者などといった様々な仲介業者を介して消費者の手に渡るため、サプライチェーン管理が複雑であり、多くの生産者は「自社製品が誰に届けられたのか」や「最終的にはいくらで販売されたのか」を知らずにいると述べているとのことです。

ブロックチェーン技術でコーヒーのサプライチェーンを管理・公開すれば、消費者の人々は信頼できる形でコーヒーの各種情報を確認することができるようになり、生産者の人々も最終的に自社製品が誰に届けられたのか、いくらで販売されたのかを確認できるようになるため、これらの問題を解決することができると期待されます。

食料品に関連する健康被害が多数報告されている現代社会では「生産・流通情報などを確認できる食品」の需要が高まり始めており、最近ではブロックチェーン技術で生産情報を記録・確認できるようにした製品が世界各地で多数生産されています。

Cardanoのブロックチェーン技術は世界中で高い評価を獲得しているため、今後は同技術の具体的な活用事例も続々と発表されていくことになると期待されます。

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