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米国株よりもビットコイン投資?Tim Draper「さらなる経済悪化」を警告


ビットコイン(Bitcoin/BTC)に対する強気な予想を語り続けていることで知られる億万長者のTim Draper(ティム・ドレイパー)氏は、中国メディア「8BTC」とのインタビューに応じた際に米国経済のさらなる悪化を警告し、ビットコインを”安全な投資先”として推奨しました。

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米国の経済対策に悲観的見解

米国では先月27日に、新型コロナウイルスに対処するために2兆ドル(約220兆円)を投じる大型経済対策法案が正式に成立しました。これは新型コロナウイルスの影響で売上減少に苦しむ企業や生活に苦しむ個人などに国が資金を提供することによって安全網を整備するためのものであり、過去最大の経済対策を行うことによって”V字型の景気回復”につながると期待されています。

しかしTim Draper(ティム・ドレイパー)氏は『この政策は公的機関によって遅れる可能性もあるため、景気回復にはそれほどタイムリーなものではないかもしれない』と述べており、新型コロナウイルスによる隔離状態が今後もさらに続く場合は、米国経済のV字回復は起こらず、事態がさらに悪化する可能性があると指摘しています。

政府は過剰反応したと思います。2兆ドルの景気刺激策は官僚機構によって遅れる可能性があり、景気回復にはそれほどタイムリーなものではないかもしれません。本当に景気後押しのための迅速かつ公正な影響を与えたいのであれば、皆にタックスホリデーを与えるべきです。

政府がさらに2週間人々を自宅で孤立させ続けた場合には、現在議論されている”経済のV字回復”は起こらず、景気後退はウイルスよりも悪化する可能性があります。

このように考えているドレイパー氏は「米国株」に対しても警告を発しており、『今はビットコインや米国株を購入するのに最適な時期だと思うか?』という質問に対して『ビットコインに関してはそうだと思うが、米国株に関してはそうではない可能性がある』と回答しています。

経済危機が技術採用を促進?

同氏は今回のインタビューでも、自身が以前から語っている”2022年〜2023年初頭にはビットコイン価格が25万ドル(約2,700万円)に達する”という予想を繰り返していますが、『5月にビットコイン半減期によって仮想通貨市場は強気相場に突入するか?』という質問に対しては『半減期イベントは物語の半分に過ぎない』と回答しています。

半減期の到来による強気相場突入は可能かもしれませんが、半減期イベントは物語の半分に過ぎません。もしも米国でお金が大量に印刷され、人々が”金は購入する価値がない”と理解していた場合、ビットコインは安全な避難先となります。

ドレイパー氏は新型コロナウイルスの影響なども踏まえた上で米国経済の将来に警告を発していますが、それと同時にこのような危機は「ビットコイン人工知能(AI)ブロックチェーンスマートコントラクト・機械学習」などといった新しいテクノロジーの採用を誘発すると信じていると語っています。

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2020年4月5日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格

ビットコイン(BTC)の価格は先月13日に49万円付近まで下落したものの、その後はやや回復しており、2020年4月5日時点では「1BTC=736,051円」で取引されています。

2020年3月6日〜2020年4月5日 BTCのチャート(引用:coingecko.com)

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