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NASDAQ×R3:デジタル資産取引の「プラットフォーム開発」で協力


NASDAQ(ナスダック)とR3が提携を結び、デジタル資産市場で活用できるプラットフォームを構築することが明らかになりました。このプラットフォームはR3が提供するオープンソースのブロックチェーンプラットフォーム「Corda」を用いて構築され、デジタル資産の発行・取引・決済・保管をサポートすると伝えられています。

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Corda用いた「デジタル資産市場プラットフォーム」を構築

R3は2020年4月29日に、NASDAQ(ナスダック)と協力して「デジタル資産の取引で活用できる機関向けプラットフォーム」の提供を行うことを発表しました。このプラットフォームはR3が提供しているブロックチェーンプラットフォーム「Corda」を活用して構築されており、デジタル資産の発行・取引・決済・保管をサポートすると伝えられています。

また、このプラットフォームはNASDAQの取引基盤である「Nasdaq Financial Framework(NFF)」とも統合されており、マッチングエンジン・監視・データ検出・レポートサービスなどといったその他複数のシステムにも接続されていると報じられています。

R3はNASDAQとの協力を通じて『デジタル資産市場向けの完全なライフサイクルソリューション構築における専門的なサービスとサポートを提供する』と述べており、『NASDAQは”Corda Enterprise”を活用することによって、幅広いプラットフォームとパートナーシップ戦略を強化し、24時間年中無休で市場インフラ事業者の完全な資産ライフサイクルを管理する新しい機関グレードの資産をサポートできる』と説明しています。

R3の最高売上責任者(CRO)であるCathy Minter氏は『金融機関はデジタル資産市場のニーズに対応することによってもたらされる大きな可能性を認識している』と述べており、『より安全で信頼性が高く、規制された環境向けに設計されたソリューションを通じてこれらの資産に対応できるよう支援する』と語っています。

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