ビットコイン(Bitcoin/BTC)の半減期が近づくにつれ、仮想通貨市場では全体的に価格上昇の傾向が強まってきています。BTC価格は先日29日頃から大幅な上昇が続いていますが、これに合わせて「BINANCEの取引量・半減期のGoogle検索量・BTC保有ウォレット数」も過去最高値を更新していることが報告されています。
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BINANCEのBTC取引量「110億ドル」に到達
ビットコイン価格は先日29日の午前11時頃から急速に回復しており、83万円前後だったBTC価格は記事執筆時点で95万円付近まで回復しています。
半減期まで残り約12日ほどとなったこのタイミングでのBTC価格上昇は明らかに人々の関心を惹きつけており、仮想通貨取引所「BINANCE(バイナンス)」では、2020年4月30日時点で過去最高の取引量が記録されたことが報告されています。
BINANCEの取引量は過去最高となる「24時間で110億ドル(約1.17兆円)」に達しました。
Changpeng Zhao(ジャオ・チャンポン)氏によると「ビットコインの24時間の取引量が110億ドルまで増加したのは、BTC価格が過去最高値となる220万円に到達した”2018年1月”が最後である」とのことで、現在の取引量はこの記録を約2年ぶりに更新しているとされています。
「ビットコイン 半減期」の検索量も過去最高に
過去最高値を記録しているのは「BINANCEの取引量」だけではなく、Google検索におけるキーワード検索量を調べることができる「Googleトレンド」のデータによると、全世界における「Bitcoin Halving(ビットコイン 半減期)」の検索量も過去最高値まで上昇していることが報告されています。
ビットコインの次の半減期は「2020年5月12日頃」に訪れる予定となっており、過去のデータから見てもビットコイン価格は半減期前後で大幅に上昇する傾向があるため、今回の半減期でも価格上昇を予想する意見が数多く出ています。
2017年のBTC価格高騰によって、ビットコインは今や「誰もが1度は聞いたことがある仮想通貨」となっているため、今回の半減期では過去最高の関心が集まっていると予想されます。
「BTC保有ウォレット数」も史上最高値
仮想通貨関連の情報を配信している「Glassnode」のデータによると、ビットコインは関心が高まっているだけでなく「実際にビットコインを保有しているウォレットの数」も過去最高値に到達していることが報告されています。
以下の画像は「ビットコインを保有しているウォレット数の変化(2011年〜現在)」を記していますが、BTC保有ウォレット数(画像:黄色線)も過去最高値に到達していることがわかります。
これらのデータを含めて総合的に判断すると、ビットコインの半減期を前にして人々は半減期後の価格上昇に期待し、BTCを購入し始めていると考えられます。
2024年「1BTC=3,000万円」を予想:PlanB
ビットコインの半減期などを考慮した価格分析モデル「ストック・フロー(S2F)」に基づいてビットコイン価格予想を行なっている人気の仮想通貨アナリスト「PlanB氏」は、先日28日公開された記事で銀と金の価格を考慮した新たな分析モデル「ストック・フロー・クロスアセット(S2FX)」を公開し、金・銀・ビットコインなどの異なる資産を一つの計算式で評価する考え方を示しています。
同氏はこのモデルを通じて、ビットコインが時価総額に応じて「概念実証→決済→電子ゴールド→金融資産」と段階的に進化していくとの考えを説明しています。
PlanB氏は以前から、2013年〜2019年までのビットコイン価格を99.5%の精度で予測したという自身の価格モデルに基づいて『ビットコインは2021年までに10万ドル(約1,070万円)に到達する』と予想していましたが、最新の予想では『BTC価格は2024年までに288,000ドル(約3,000万円)に達する』との考えも語られているため、今後のBTC価格にはさらに注目が集まります。
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2020年4月30日|ビットコイン(Bitcoin/BTC)の価格
ビットコイン(BTC)の価格は先月13日に50万円付近まで下落して以降は順調に回復してきており、2020年4月30日時点では「1BTC=959,664円」まで回復しています。
前回の主要な抵抗線は96万円付近となっていたため、現在の価格帯を突破することができれば大幅な回復が見られると予想されます。
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