ベーシック・アテンション・トークン(Basic Attention Token/BAT)を取り入れているプライバシー重視の分散型ブラウザ「Brave(ブレイブ)」は、ブラウザ上で簡単に仮想通貨取引を行うことができるウィジェットである「Binanceウィジェット」の提供を開始しました。
ブラウザ上で「気軽に仮想通貨取引」
Brave(ブレイブ)は2020年4月30日に、新しくリリースされた「バージョン1.8」で大手仮想通貨取引所BINANCE(バイナンス)と提携して開発された「Binanceウィジェット」が統合されたことを発表しました。
新しく追加された「Binanceウィジェット」は、Braveデスクトップブラウザの新しいタブページから簡単にアクセスできるようになっており、自分のBINANCEアカウントに保管されている残高を確認したり、暗号資産を入金・送金・交換・取引することができる設計となっています。
なお、このウィジェットはBINANCEが各国で個別に展開している取引所にも対応しているため、米国に住む人々は「Binance US」にアクセスすることによってウィジットを利用することができます。また「Binanceウィジェット」は、Braveデスクトップブラウザーに組み込まれているため、ユーザーのプライバシーを保護するようにも設計されているとのことです。
Binanceウィジェットは「Binance.com」や「Binance.US」などの仮想通貨取引所を利用して仮想通貨を取引できるサービスであるため、
・ビットコイン(Bitcoin/BTC)
・イーサリアム (Ethereum/ETH)
・エックスアールピー(XRP/XRP)
・ライトコイン(Litecoin/LTC)
・バイナンスコイン(BinanceCoin/BNB)
などといったBINANCEでサポートされている様々な仮想通貨を取引することができます。
Braveブラウザのユーザー数は急速に増加し始めており、毎月平均1,350万人に利用されていると伝えられているため、「Binanceウィジェット」が追加されたことによって、仮想通貨取引がさらに活発化すると期待されます。
なお「Binanceウィジェット」は現時点で”デスクトップ版ブラウザのみ”に対応しているものの、2020年後半には”モバイル版ブラウザ”でも利用可能になるとのことです。